札幌キャンパスで3月21 日に、2016年度秋学期学位授与式を挙行しました。大学院国際地域学研究科1名、大学院理工学研究科6名、国際文化学部217名、生物学部136名の大学院生・学生が卒業を迎え、社会に旅立ちました。
学位授与式には多数の来賓にご臨席をたまわり、保護者の皆さまとともに修了生・卒業生たちの未来への一歩を祝福していただきました。
式では各研究科と学部の総代に山田清志学長が学位記を授与したほか、学業や課外活動で顕著な成績を収めた学生には総長賞などが贈られました。山田学長は式辞で、来賓や保護者らへの感謝を述べるとともに、東海大学建学にあたって創立者・松前重義が掲げた理念やその歴史を紹介。「母校の歴史を胸に刻み、希望を高く持って前に進んでください。皆さんは本学で、”自ら考える力””集い力””挑み力””成し遂げ力”の4つの力を培ってきました。これらは今後、社会の荒波を乗り越えるための鎧として皆さんの身にまとわれたことと思います。しかし、実社会で勝利を続けることは難しく、時には敗れ、思い悩むこともあるでしょう。そのときには思い出のたくさんつまった通学路を通って、慣れ親しんだこの学び舎を訪ねてください。無限の力がわくはずです。私たち教職員はこれからも皆さんの心のよりどころになりたいと思っています。皆さんの前途に洋々たる未来が広がることを祈念します」と卒業生を激励しました。閉会にあたり登壇した網野真一札幌キャンパス長は、「現状をただ受け入れて満足するのではなく、それぞれの目標に向かって努力を続けてください。結果に至る過程も大切にしてほしいと思います」とメッセージを送りました。
式を終えた学生たちは、「社会に旅立つ楽しみと東海大学を離れる寂しさが交錯しています。多くの仲間や先生方と出会うことができたかけがえのない4年間でした」「あっという間の学生生活でしたが、振り返るとさまざまな経験を積むことができ、家族や友人、先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。まだ卒業したくないという思いもありますが、大学で学んだことを忘れずに、立派な社会人になってまた札幌キャンパスに遊びに来ます」と笑顔で話していました。