学生のアイデアを生かして12号館のトイレをリノベーションしました

工学部建築学科の学生有志が、湘南キャンパス12号館にあるトイレのリノベーションプロジェクトに参加しました。このプロジェクトは、施設を実際に使う学生たちの声を反映し、よりよいキャンパスライフの実現につなげようと昨年8月から取り組みを始めたもので、3月31日には参加した学生を対象にした内覧会も行いました。

プロジェクトには2年次と3年次の学生約25名が参加。学生たちは、「工学部らしさのあるトイレ」をキーワードに、本学科の山崎俊裕教授からアドバイスを受けながら4グループに分かれて男女それぞれのトイレの内装をデザインしました。11月末に行ったコンペの結果、滞留時間の短い男子トイレは、白と黒のツートンカラーでスタイリッシュさとシンプルさをアピールするデザインを採用。汚れやすい場所を黒くして汚れが目立たないようにし、洋式便座のある個室の内側は白い壁にすることで圧迫感が少なくなるよう工夫しています。一方の女子トイレは、ゆったりと落ち着いた雰囲気になるよう木目調の壁を採用。パウダースペースを設けたほか、一部のトイレではアイランド型の手洗い場やベンチを設置することで、長時間過ごせるようなデザインを採用しています。

完成したトイレを内覧した学生たちは、「期待していた以上にコンセプトが再現され、とてもよい雰囲気に仕上がっていてうれしい。在学中に実際の設計や工事に携われたのは貴重な経験になりました」(3年次生・白馬千聡さん)、「何かと荷物が多く、化粧直しなどで長時間滞在する女子学生が気持ちよく使えるよう工夫しました。友達と語り合う場所としても、居心地の良さを実感してもらえれば」(同・本城穂奈実さん)、「新しく完成したTechno Cube(19号館)とあわせて、このトイレが理工系エリアの活性化に役立ってくれるとうれしい」(2年次生・仙丸達也さん)と話していました。

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