「プロジェクト実践A」の授業でゲストスピーカーによる講演会を行いました

湘南キャンパスのチャレンジセンター開講科目「プロジェクト実践A」で、6月5日に平塚市商業観光課の西海豊さんをゲストスピーカーに招き、宮城県石巻市での復興支援に関する講演会を実施しました。

この授業は、東海大学チャレンジセンターが支援する各プロジェクト活動を実施するうえで必要かつ有益と考えられる専門的知識・技術を体系的に学び、より充実したプロジェクト活動を行えるようにすることを目的としています。今回は、この授業を履修する3.11生活復興支援プロジェクトのメンバー15名が、2011年に発生した東日本大震災で被災した地域や住民への復興支援活動について今後の計画を作成するにあたり、平塚市職員で、石巻市の復興支援に携わった西海さんを招いてお話を伺いました。

神奈川県平塚市では、1997年に石巻市と災害時応援協定を締結。東日本大震災以降、平塚市の職員が復興支援のために派遣されており、西海さんは2015年4月から2年間、石巻市役所の学校管理課に勤務し、被災した小学校の修繕などに尽力しました。授業では現地での活動や、震災直後から現在まで、復興が進むにつれて変わる住民のニーズや街の様子などを解説。学生からは、「住民のニーズを把握するには、どのように情報を収集すればいいのでしょうか?」「活動をPRする有効な方法は何だと思いますか?」など、多くの質問が寄せられました。授業を担当する堀本麻由子准教授は、「被災地にとってのよい支援とは何かを学生たちは継続的に活動の中で考えているのですが、今回のお話で今までにない視点からも考える機会になったと思います。震災発生当時の状況を知る学生も入れ替わっているので、西海さんの話を聞いて感じた思いを活動に生かしてほしい」と語りました。

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