小・中・高生を対象に「見て触って楽しむ博物館・美術館入門  キュレーター(学芸員)の仕事と日本画の魅力」を開催します

湘南キャンパスは8月21日(月)に松前記念館講堂で篠原聰(東海大学課程資格教育センター・准教授)が「見て触って楽しむ博物館・美術館入門 キュレーター(学芸員)の仕事と日本画の魅力」を開催します。学校とは異なる博物館施設のなかで、文化・芸術と触れ合いながら「キュレーター(学芸員)の仕事」や「日本画の魅力」を体験的に学ぶプログラムです。「作品保存の科学」など、美術だけでなく理科や生物に関連する「学び」にもチャレンジします。講義と実習の2部構成で、どちらも参加体験型プログラムを交えながら楽しく学びます。デジタル世代の子どもたちに実物に「触れて見る」ことの大切さを伝えます。 
午前中の講義では、知られざるキュレーター(学芸員)の仕事を、体験プログラムを交えて、わかりやすく学びます。資料に触って驚くユニバーサル・ミュージアム(誰もが楽しめる博物館)の実践など、ミュージアムの最先端の活動のみならず、近年注目を集めているミュージアムIPM(総合的有害生物管理)の考え方も紹介し、資料の活用と保存の両面を学びます。午後の実習では、学芸員による「掛軸の取り扱い」や専門家による「日本画の絵具の話」、日本画家による「実演」などのレクチャーを受けた後、受講生には実際にミニうちわ(持ち帰り可)に日本画を描いてもらいます。創作を通じて日本画の魅力に迫るとともに、自ら手を動かすことよる創作の楽しさを、受講者個々の「達成感」や「作品への愛着」の姿勢を育むことにもつなげたいと考えます。
 わが国の伝統的な美術(日本画)や学芸員の仕事、作品保存の科学等に関するプログラムは、いずれも学校教育の枠組みのなかではほとんど学ぶ機会がない内容です。学芸員には科学的な知識が必要なことを学ぶ機会にもなるでしょう。夏の課外授業としてもご活用いただければ幸いです。

[スケジュール]
9:40-10:00  受付の時間(集合場所:東海大学湘南校舎 松前記念館)
10:00-10:20  開講式(あいさつ、科研費の説明、オリエンテーション)
10:20-10:40  講義①「触って驚く博物館(講師:広瀬浩二郎)」
10:40-11:20  体験プログラム①「資料に触ってみよう!!」
11:20-11:30  (休憩)
11:30-11:50  講義②「学芸員のしごと(講師:篠原聰)
11:50-12:30  体験プログラム②「資料保存の科学」
12:30-13:30  昼食・休憩(大学) 
※学芸員や研究者、学生たちと一緒にお昼を食べます
13:30-13:50  レクチャー①掛軸の取扱・鑑賞(講師:今西彩子)
13:50-14:10  レクチャー②日本画の絵具の話(講師:後藤秀聖)
14:10-14:20  (休憩)
14:20-14:40  レクチャー③日本画家による実演(講師:小林絵美子)
14:40-16:10  実習「日本画にチャレンジ 豆うちわに日本画を描こう」
16:10-16:30  クッキータイム(※学芸員や研究者と討論、質疑応答)
16:30-17:00  修了式(アンケート記入、未来博士号授与、写真撮影)
17:00      終了・解散
17:00-17:20 (※希望者のみ松前記念館のバックヤードツアーを実施)

[持ち物]
特にありませんが、実習では豆うちわに日本画を描きますので、描いてみたいテーマを事前に用意し、参考図版などをご持参ください。

[特記事項]
・昼食は大学で用意します
・保護者の同伴は可能です、実習に参加することもできます。(*同伴者の昼食は別途ご用意ください。)
・応募者多数の場合、参加は抽選となります。

《お問合せ・お申込先》
所属・氏名:東海大学研究推進部研究支援課・東永祥(あずま えいしょう)
住所:〒259-1292 神奈川県平塚市北金目四丁目1番1号
TEL番号:0463-58-1211(代表)
FAX番号:0463-58-1812
E-mail :boshu@tsc.u-tokai.ac.jp
申込締切日:平成29年7月24日(月)

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