「宮松のみんなをつなぐまちマップ」のお披露目会を開催しました

湘南キャンパスの学生が8月3日に、平塚市宮松町の自治会館で「宮松のみんなをつなぐまちマップ」のお披露目会を開催しました。二ノ宮リムさち准教授(現代教養センター)が担当するチャレンジセンター開講科目「プロジェクト入門A」では、地域の課題について関係者から話を聞き、学生の視点で「持続可能な地域づくり」を考えることを目的とした授業を展開しています。今学期は、昨年10月に「ららぽーと湘南平塚」が完成したことで就労人口が3000人ほど増えたといわれる神奈川県平塚市宮松町を対象に現状や課題を調査するフィールドワークを行い、宮松町にとって何が課題なのか、それを解決するためにはどうしたらいいかを話し合い、同町のマップ制作に取り組んできました。

宮松町自治会の役員や平塚市役所の職員らも参加したお披露目会では、はじめに石田文男自治会長があいさつ。「大学の先生や学生が自治会と連携して何かに取り組むのは、これまではなかなかなかったことだと思いますが、これからは私たちも一緒に勉強しながらまちづくりを考えていく必要があります。市民の皆さんにも既成概念にとらわれず、若い学生と同じ視点で考え、意見をもらいたい」と語りました。続いて二ノ宮リム准教授が「東海大学『プロジェクト入門A』を通じた地域・大学連携と持続可能なまちづくり」をテーマに、大学の歴史や授業の概要を説明。その後、6名の学生が授業での取り組みや地図ができるまでの工程を紹介しました。質疑応答では「もっとたくさんのお店を紹介してほしい」「新しく住み始めた人も多いので、薬局や歯医者、習い事ができるお店など、商店街を歩いただけではわからないことを盛り込んでみては?」など、さまざまな意見が寄せられました。

学生たちは、「発表は緊張しましたが、楽しかったです。ご意見もたくさんいただけてよかった」「春学期だけでは時間が短く、準備不足なところやまだまだ足らない部分もありました。秋学期以降の授業で、より深く考察を続けていきたい」と感想を語りました。二ノ宮リム准教授は、「自治会の皆さんには、学生たちの取り組みに対し真剣且つ率直な意見をいただけたことをとてもありがたく思います。“地域には学生を育てる力がある”ことを実感しています。皆さんからいただいた意見や反省を秋以降の授業に生かし、地域にとっても学生にとっても有意義な協同につなげていきたい」と語りました。

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