看護師キャリア支援センター認定看護師教育課程の受講生がケースレポート発表会を実施しました

東海大学看護師キャリア支援センターでは3月5日に伊勢原キャンパスで、「2017年度救急看護認定看護師教育課程 学内ケースレポート発表会 Nursing Art~看護をデザインする~」を実施しました。本課程では今年度の9月から、17都道府県の病院に所属する看護師32名が第2期生として学んでいます。受講生は12月までの4カ月間に理論や知識を学習した後、1月中旬からから6週間にわたり、関東近県にある16の病院での臨地実習に取り組みました。本発表会は、実習での学びの成果を発表し、共有するために開いたものです。当日は、受講生と教職員をはじめ、実習病院の指導者、本課程の第1期修了生、医学部付属病院の看護師ら多数が参加しました。

受講生は、「呼吸ケア」「ポジショニング」「せん妄」「リハビリ」「家族看護・意思決定支援」に関するテーマについて、一人10分の持ち時間でプレゼンテーション。各発表後には会場から多くの質問や意見が出され、活発なディスカッションを行いました。

終了後には、帝京大学医学部附属病院看護師の上條惠子氏が指導者を代表して講評。他職種協働、情報共有といった、救急看護認定看護師にとって特に重要なポイントを指摘し、「実習病院で学んだことを自身が勤務する病院で生かし、看護の質の向上に努めてください」と激励しました。

最後に本センターの横田弘子所長が登壇。「一人ひとりの患者さんや家族に対し、なぜこの看護が必要と判断したかを説明できなければいけません。その継続が、看護の質を高め、“Nursing Art=看護のデザイン”につながるのではないでしょうか。本発表会は、皆さんの知識や技術、看護観をより深めるためのスタートラインになったことと思います。看護の役割とは何か、認定看護師は何をすべきかを常に考えながら、看護師として成長してほしいと願っています」と語りました。

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