「ConCom2017成果発表会」で学生が企業の課題解決に向けて提案しました

高輪キャンパスで2月21日に、「大学生コンサルティングコンペティション(ConCom2017)」(主催:同運営委員会)のアクションパート成果報告会が開催され、情報通信学部経営システム工学科・田畑智章准教授のゼミナールに所属する学生3名が、企業の課題解決に向けて取り組んだ成果を発表しました。

本プロジェクトは、あらかじめ提示された実際の企業の課題に対して、プロジェクト化までを射程に入れた解決案を予算内で考え、実現可能性や発展性などの観点でビジネスアイデアを競い合うものです。今年度は本学のほかに法政大学、神奈川大学、実践女子大学の4大学10チームが昨年9月のプレゼンテーション大会本選に参加し、企業・個人活性コンサルティング事業を専門とするシーズアンドグロース株式会社からの「学生が振り向いてくれるような仕掛けづくり」をテーマとした課題解決案を発表。最優秀賞となった法政大学のチームが考案した「シュウマイ」という就職活動をサポートするアプリケーションの開発を、田畑ゼミの3名も加わった新たなチームで進めてきました。

成果発表会では「シュウマイ」のチームメンバーが、就職活動に取り組む学生の抱える問題をヒアリングした結果や、アプリケーションが課題解決のために展開するサービスについて説明。プレゼンテーション大会以降、システムエンジニアに依頼して作成したサンプル画面や使用方法を紹介しました。また、3月1日から企業の採用情報が解禁されることに合わせて、大学3年生の就職活動状況を「黎明期」「発展期」「成長期」の3つに区分し、それぞれの時期に合わせたプロモーション方法も発表。伊尻萌さん(3年次生)は、アプリ名の「シュウマイ」を模した帽子を被り、プロモーション例を分かりやすくアピールしました。発表を受け、シーズアンドグロース代表取締役の河本英之氏は、「予算などの都合上すぐに製品化することは難しいが、学生の皆さんの意見は参考になるものが多かった。社会人になると、自分より上の立場の人に意見をどう伝えるかはとても大切な能力になります。今回の経験を就職活動に生かしてください」と語りかけました。

プロジェクトに参加した中嶋一馬さん(3年次生)は、「中間発表会では同じゼミのメンバーと東海大チームとして参加していましたが、今回は初めて他大学との合同チームとして活動したのでとても新鮮でした。また、企業の方々から発表方法もアドバイスしていただき、ビジネスの場面ではどういった点が重要になるか学ぶことができました」と振り返りました。伊尻さんは、「このプロジェクトを通じて成長できたと感じています。新しい企画の提案はどの企業に進んでも必須だと思うので、今回の経験を生かしたい」と語っています。

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