チャレンジセンター「阿蘇復興への道」が熊本地震の復興支援活動を展開しています

熊本キャンパスで活動する東海大学チャレンジセンター・ユニークプロジェクトの阿蘇復興への道が、熊本地震からの復興を目的にさまざまな支援活動を展開しています。地震で甚大な被害を受けた本学の阿蘇実習フィールドがある熊本県南阿蘇村を中心に、農学部と経営学部の学生約40名のプロジェクトメンバーが、県内外の来訪者の依頼を受けて震災の記憶を伝える「語り部」に取り組んでいるほか、5月19、20日には鹿児島県・桜島多目的広場野外ステージで開かれた「WALK INN FES! 2018」で写真展なども実施。各地で開かれている地震に関するシンポジウムや講演会にも講師として出席し、秋には道の駅「あそ望の郷くぎの」で「南阿蘇大復興祭」も開催しています。

リーダーの井手良輔さん(農学部バイオサイエンス学科3年次生)は、「最近では県内でも熊本地震に関する報道が減り、仮設住宅で生活している人がいるという状況を知らない人も多くいます。地震を忘れるのではなく、経験を語り継ぐことで、今後起きるであろう災害への対策に生かしてもらいたいと考えています。また、農学部の学生では私たち3年次生が地震前の南阿蘇村を知っている最後の世代なので、地域の魅力も発信していきたい」と今後の目標を語ります。本プロジェクトでは、3年次生が卒業する2020年3月を目途に、熊本地震の経験をまとめた書籍の発行を計画しています。メンバーたちは、「プロジェクトにかかわった卒業生をはじめ、多くの人に原稿を寄せてもらい、この経験を伝えていければ」と意気込んでいます。

本プロジェクトの活動や書籍の発行などの詳細は、随時ホームページhttps://www.asofukkou.org/に掲載していきます。ぜひご覧ください。

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