サウジアラビア王国の学生を対象にした研修プログラムを実施しています

湘南キャンパスで6月25日から7月25日にかけて、サウジアラビア王国のMiSK財団の支援を受けた学生たちを対象にした研修プログラムを実施しています。同財団はサウジアラビア王国のムハンマド・ビン・サルマン皇太子が、同国の将来を担う「イノベーションと創造性」を持った若者を育てようと、2011年に設立した団体です。本研修は、これまでに東海大学と、サウジアラビアの団体が数々の交流を続けてきたことや、MiSK財団の子会社であるマンガプロダクションズCEOのイサム・ブカーリ氏が、本学国際教育センターの客員教授を務めていることから、実施に至ったものです。26日には、イサムCEOや山田清志学長らが参加し、激励会を開催しました。

激励会には、MiSK財団の面接試験などにより選抜され研修に訪れた、サウジアラビア国内外18の大学・大学院に所属する学生28名が参加。まずイサムCEOが学生たちに向けて、「サウジアラビア王国は、石油に代わる次世代エネルギーの開発をはじめさまざまな課題を抱えています。皆さんには、本国の将来を支えるべく、この素晴らしい教育環境の整った東海大学での研修を通じて、さまざまな知識や経験を養ってほしいと思います。1カ月という短い時間ですが、実りある研修にしてください」とメッセージを送りました。また山田学長は、「サウジアラビア王国と本学はこれまでにも数々の交流を通じて、友好関係を築いてきました。今回の研修プログラムでは、日本の文化や教育の素晴らしさ、本学の魅力に触れながら、両国の交流や発展につながる数多くの経験をしてください」と話しました。その後、山田学長から今回の研修に関してイサムCEOに感謝状を授与したほか、本学チャレンジセンターの「ライトパワープロジェクト・ソーラーカーチーム」のメンバーらも参加して、記念撮影を行いました。

学生研修団は今後、ものつくり館や工学部の研究室での講義などを受講し、次世代エネルギー開発をはじめとしたさまざまな分野についての学びを深めます。今回の研修プログラムについて、イサムCEOは、「学生たちを受け入れて下さった山田学長はじめ、東海大の教職員の皆さんには本当に感謝しています。日本は教育施設が充実しているだけでなく、相手の気持ちを尊重するすばらしい文化を持っています。学生たちには、東海大での研修プログラムで、知識を養うだけでなく、立派な人格も形成してほしいと考えています」と語りました。

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