「宮松町・東海大学 まち育てプロジェクト」企画発表会・交流会を開催しました

湘南キャンパスの学生が7月17日、平塚市の宮松町自治会館で「宮松町・東海大学 まち育てプロジェクト」企画発表会・交流会を開催しました。二ノ宮リムさち准教授(現代教養センター)が担当するチャレンジセンター開講科目「プロジェクト入門C」の一環で取り組んだもので、同授業では地域で起きている実際の課題などについて関係者から話を聞き、学生の視点で「持続可能な地域づくり」を考えることを目的としています。昨年度の春学期から、「ららぽーと湘南平塚」を中心とした「ららシティ湘南平塚」の周辺地域である宮松町などをフィールドに設定し、これまでに商店街のマップ制作や公園の活用法を提案してきました。

今学期は、宮松町の石田文男自治会長らによるトークライブ「ららシティが出現した平塚の課題と可能性を語る」を受講したほか、町内の公園や商店街、ららぽーとなどを見学して地域の課題を探ってきました。6月5日に湘南キャンパスで行った中間発表では、履修学生全員が個別に課題と改善策を発表。それらの内容から宮松町全域で「公園を活用したまちつなぎイベントの共同実施へ!」をテーマに設定し、「マルシェ」「宮松町スタンプラリー」「あおぞらスポーツ教室」の3つの班に分かれて準備を重ねてきました。

発表会当日は、宮松町自治会の会員ら地域住民と学生合わせて約25名が参加。はじめに学生たちが考えた自己紹介ゲームで交流した後、それぞれの企画を発表しました。「マルシェ」班はあおぞら公園を会場に、商店街でフルーツスタンドなどを経営する「八百屋コウタ」による地場産野菜を使ったスムージーや、大人のコミュニケーションの場になるようにとビールなどを販売する案を提案。「宮松町スタンプラリー」班は、「昔から住んでいる人と、新しく引っ越してきた人の交流が少ないことから、1チーム4、5名で公園や商店街に設置したポイントを回り、それぞれの場所でゲームをクリアするとスタンプがもらえる案を考えました」と紹介しました。また「あおぞらスポーツ教室」班は、後出しじゃんけんや後ろ向きのスキップなど20分ほどのメニューで運動機能を高める「コーディネーショントレーニング」を提案しました。

石田会長は、「自治会の活動はどうしてもこれまでの通例にとらわれてしまいがちですが、新しいことがどんどん生まれている時代ですから、私たちの活動も変えていかなくてはいけません。学生たちの若い発想を生かした提案はとてもありがたい。話し合いを重ねながら実現に向けて取り組んでいきたい」とコメント。マルシェ班の塚田舞さん(体育学部2年次生)は、「私の地元茨城も少子高齢化が進み、町の活性化が急がれているので、将来、地元に貢献するための方法を学びたいと思いこの授業を履修しました。宮松町にはすてきなお店が多くあり、きっかけがあれば名物を生むことも可能だと思います。お金をかけるのではなく、知識や考えを生かして活性化に協力していきたい」と語りました。

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