2018年度第1回グローバル推進セミナー「海外における安全対策」を開催しました

7月11日に湘南キャンパスで、2018年度第1回グローバル推進セミナー「海外における安全対策」を開催しました。本セミナーは、文部科学省の平成29年度「大学の世界展開力強化事業(ロシア)」に採択された「ライフケア分野における日露ブリッジ人材育成―主に極東地域の経済発展を目的として―」の一環で昨年度から開催しているもので、海外での重大事件や凶悪犯罪に巻き込まれないための予防策や、万一巻き込まれた場合の対処策について理解してもらうことを目的としています。本学の海洋調査研修船「望星丸」を使って8月にロシア・ウラジオストクを訪問する「ウラジオストク航海」の参加者や、海外派遣留学プログラムを利用する学生らが参加。講演の様子は、ウラジオストク航海に参加する北海道大学と近畿大学のほか、本学の各キャンパスにも配信されました。

当日は、外務省領事局海外邦人安全課邦人援護官の松前了氏が講演。海外で日本人が最も被害に遭いやすい犯罪が窃盗であると話し、「夜間の一人での行動をできる限り避けるほか、歩きスマホは日本以上に危険が高いので絶対にしてはいけません。ATMや両替所を利用する際にも周囲の状況に注意を払ってください。また、もし被害にあった時には、無理に抵抗せず命を守ることを何よりも優先してください」とアドバイスしました。そのうえで、海外で身の安全を守るためには、正しい情報を収集するとともに、自らの意識を変え渡航する国や地域にあわせた安全対策をとる必要があることを説明しました。

参加者からは、「日本と海外の文化の違いによって危機管理の方法も異なることがよくわかりました。日本ではついバッグを置いたまま移動してしまうこともありますが、そのような行動をしないよう、今から意識を変えていきたいと思います」「夏季休暇中に海外に渡航するので参加しました。自分自身の意識や行動を変えれば自分の身が守れることがわかり、とても参考になりました」といった感想が聞かれました。

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