「第12回Good Jobコンテスト」を実施しました

伊勢原キャンパスと医学部付属4病院(付属病院、東京病院、大磯病院、八王子病院)ではこのほど、教職員を対象とした「第12回Good Jobコンテスト」を実施しました。日ごろから取り組んでいる仕事や職場環境の改善策を共有し、業務のさらなる充実や効率化を図ることを目的として毎年実施しているものです。12月7日に審査結果の発表と表彰式を行い、伊勢原事務部の梅澤博之部長が上位入賞者に表彰状と副賞を手渡しました。

サービスの向上や職場環境の改善、コストの削減を目指す「業務・職場環境改善事例部門」には、看護部や診療技術部、薬剤部など多くのセクションから20組がエントリー。11月12日のプレゼンテーション審査を経て、Good Job大賞のほか、優秀賞1件、奨励賞2件、審査員特別賞2件が決定しました。

Good Job大賞に輝いたのは、付属大磯病院診療協力部内視鏡室の臨床検査技師・松永和也さんが取り組んだ、「レーダーチャートを用いた医材評価~医材の比較と特徴の見える化の実施~」です。松永さんは、さまざまなメーカーが製造している局注針やバルーンカテーテルなどの医療材料を選択する際の評価基準が不統一であることに着目。医療材料の種類ごとに耐久性や簡便性といった評価項目を作成し、医師や臨床検査技師らが10段階で評価した試用結果をレーダーチャートで表示する方法を構築しました。この結果、価格や使用感、使用頻度などを含めた各製品の特徴を客観的かつ合理的に評価できるようになっただけでなく、結果が一目でわかるため、スタッフ間の情報共有やすみやかな比較検討が可能となり、より安全で使いやすい医療材料を効率的に調達できるようになりました。

松永さんは、「大賞をいただき大変光栄に思います。レーダーチャートを用いた医療材料の評価は、同僚からも『見やすい』『わかりやすい』といった反響がありました。汎用性があるので、看護部など他のセクションにも応用できると考えています。来月には大磯病院の勉強会でも発表するほか、付属病院との連携も図りつつあります。将来的には4病院で活用してもらえるよう、さらに内容を充実させたい」と意欲をみせていました。

なお、日々の業務の中で実践している「私のちょっとした工夫部門」には29件の応募があり、書類審査により最優秀賞1件と優秀賞4件が決定。同日に結果発表を実施しました。最優秀賞には、付属病院診療技術部放射線技術科の西澤健吾さんによる「購入すれば300万円!! 廃材で被ばく50%低減!!」が選ばれました。

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