「2018年度Mリーダー・チャレンジ」の表彰式を行いました

1月11日に湘南キャンパスで、「2018年度Mリーダー・チャレンジ(MReader Challenge)」の表彰式を行いました。国際教育センターでは、英語の副読本「グレーデッド・リーダー(Graded Readers=GR)」を多読することで語彙力、読解力を高めてもらおうと、03年度から「グレーデッド・リーダー・プロジェクト」を展開しています。GRは英語を母語としない学習者用のリーディング教材で、本センターの教員が授業の際に貸し出すほか、キャンパス内の中央図書館や1号館1階にある「Global AGORA」の「言語学習支援室(L-Navi)」でも利用可能です。14年度にはGR利用者の学習進捗状況を管理する学習支援ウェブサイト「MReader」を導入。各年度に一定量以上のGRを読了した学生を表彰するリーディング・コンテスト「Mリーダー・チャレンジ」を実施して、学生の積極的な英語学習を促しています。

今年度は、湘南、代々木、高輪、伊勢原、熊本、札幌キャンパスから3,895名が挑戦。1年間で40冊以上(ベーシックレベル)、または15万語以上のGRを読了した学生95名を表彰しました。表彰式には約40名が出席し、読了した冊数や語彙量に応じて、上位から「ダイヤモンド」「ルビー」「エメラルド」「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の各入賞者に表彰状とオリジナル記念バッジを手渡しました。あいさつに立った山本佳男所長は、「皆さんの努力に敬意を表します。Mリーダー・チャレンジにより、読む力はもちろん、書く、聞く、話す力もアップしたことを実感していることと思います。ぜひ、さらに高いグレードを目指してください」と激励。学生たちは、山本所長や宮崎啓次長、英語教育部門副主任のチャールズ・コワルスキー准教授をはじめ、GR委員会のキャサリン・チータム講師、アラン・ハーパー講師、メロディ・エリオット准教授、伊東弥香教授らとともに互いの健闘を称え合いました。

トルクメニスタンからの留学生、ネオ・バイジャノフさん(工学部応用化学科1年次生)は、「ダイヤモンド」を受賞。「現在学んでいる分野の知識を生かして母国で起業するのが目標です。さらに英語力を高めるため、今後もMリーダー・チャレンジを続けたい」と抱負を話していました。同じく「ダイヤモンド」を受賞したインドネシアからの留学生、チャジャニさん(理学部化学科1年次生)は、「小説などを原書で読むのはハードルが高いのですが、GRは読みやすく、内容が理解しやすいので、楽しみながら続けられました。さまざまな世界を知り、学習の幅を広げるためにも、GRで英語をしっかり学びたい」と意欲を見せていました。

※各賞の読了レベルと受賞者数は以下のとおりです。
ダイヤモンド:60万語以上(3名)
ルビー:45万語以上(3名)
エメラルド:35万語以上(4名)
ゴールド:25万語以上(15名)
シルバー:15万語以上(69名)
ブロンズ:40冊以上(1名)

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