東海大学建学の地「三保松原美化運動」を行いました

学校法人東海大学では5月7日に、「第54回東海大学建学の地・三保松原美化運動」を行いました。この催しは、東海大学建学の地として学園とゆかりが深く、2013年に世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産にも登録された「三保松原」の美しい景観を守ることを目的に、社会教育と地域貢献活動として1966年の開始以来、毎年ゴールデンウィーク明けに行っています。静岡地区にある学園の各教育機関(付属静岡翔洋幼稚園、付属静岡翔洋小学校、付属静岡翔洋高校中等部、付属静岡翔洋高校、短期大学部、海洋学部)で学ぶ園児、児童、生徒、学生、教職員、清水海上保安部の職員ら約2200名が地元の自治体などと協力し、三保松原とその周辺を清掃しました。

清掃活動の前には東海大学海洋科学博物館前の広場で式典を行い、山田吉彦静岡キャンパス長が「いまよく話題になっているマイクロプラスチックなどは海を流れていく間に小さくなり、魚やウミガメが食べてしまいます。自然を守るための一つひとつの行動が、長い目で見て地球、日本、美しい国を守っていくために必要であると思います。体調に注意しながら一緒にゴミ拾いをしていきましょう」とあいさつしました。各教育機関の代表者が美化宣言を行い、「私は海が大好きです。ゴミが落ちていると嫌な気持ちになります。みんなで海をきれいにしましょう」(逆井杏奈さん・静岡翔洋幼稚園年長)、「東海大学建学の地であり、日本が誇る三保の松原を平成から令和の時代へと美しく継承していくことを誓います」(武田晴都さん・海洋学部3年次生)など、環境美化への思いを発表しました。

その後、参加者は各清掃場所に分かれて約1時間の作業に取り組み、可燃ごみ約1045kgと、ビンや缶、ペットボトルのほか、鍋や傘、車のマフラーといった鉄くず、発泡スチロールや浮きなどの廃プラスチックも回収しました。参加者たちは、「食べ物のゴミやペットボトルなどが多く、思っていた以上に汚かったです。今回みんなで掃除したので、これからもきれいな状態を保ってほしい」といった声が聞かれました。

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