秦野市文化会館の「避難訓練コンサート」に吹奏楽研究会が協力しました

湘南キャンパスの吹奏楽研究会が、9月23日に秦野市文化会館で行われた「避難訓練コンサート」に出演者として協力しました。この取り組みは、同会場での公演中に地震が発生した際に観客や出演者を安全に避難させる訓練として毎年実施されています。5回目となる今年は吹奏楽研究会に出演依頼があり、今年9年連続で出場を決めた全日本吹奏楽コンクール大学の部(10月20日/名古屋国際会議場)のメンバー55人が舞台に立ちました。

当日は、秦野市民や学園関係者ら約100名が参加。初めに会場スタッフから地震発生時の初動対応について説明があり、コンサートでは『アフリカン・シンフォニー』など第1部の3曲を披露した後、地震発生を知らせるサイレンが鳴り、東京都で震度6、秦野市に震度5弱の地震が発生した想定で会場正面玄関前に避難しました。約5分で全員の移動が完了し、会場に戻った後は秦野市消防の担当者から講評を受け、コンサートを再開。『上を向いて歩こう』『アラジン・メドレー』など4曲と観客からのアンコールに応え、計8曲を演奏しました。吹奏楽研究会主将の宮澤尚樹さん(教養学部芸術学科音楽学課程4年次生)は、「秦野文化会館は普段練習で使わせていただいている会場なので、こうした形で地域に貢献できることを光栄に思います。また、自分たちが演奏している最中に地震が発生したときの対応は考えたことがなかったので、身の守り方やスタッフの方に誘導していただいた経路などはとても参考になりました」と振り返ります。また、「普段の定期演奏会よりも、幅広い年代の方に私たちの演奏を聴いていただく貴重な機会になりました。今後もさまざまな形で地域に貢献していきたい」と語りました。

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