札幌ボランティアプロジェクトが「除雪出陣式」を開催しました

札幌キャンパスで活動する東海大学チャレンジセンター・札幌ボランティアプロジェクトが11月28日に、本キャンパスのマルチメディアホールで2019年度の除雪支援ボランティア活動の開始にあたっての「出陣式」を開きました。本プロジェクトは、08年度より札幌キャンパス周辺の札幌市南区藻岩地区、南沢地区の町内会会員(約12,700世帯)から除雪を希望する世帯を募り、主に自力での除雪が困難な世帯を対象に除雪支援活動を展開しています。12年目となる今年度の除雪支援活動には、32名の学生がメンバーとして参加。12月から来年2月にかけて、授業の合間などを利用して各世帯での除雪作業を支援する予定です。

出陣式当日は、プロジェクトアドバイザーの田川正毅教授(国際文化学部デザイン文化学科)によるあいさつに続いて、網野真一札幌キャンパス長(生物学部学部長、生物学科)からプロジェクトメンバーに対して激励の言葉が送られました。また、プロジェクトリーダーを務める黒野春華さん(国際文化学部地域創造学科2年次生)が、3カ月間にわたって続ける除雪支援に向けた決意表明を述べ、「これまで回覧板による依頼の募集や申し込み世帯の訪問、説明など準備を行ってきましたが、その際に南区内で多くの高齢者の方を見かけ、若い世代の力が必要だと実感しました。同時に地域の方々から“ありがとう”の言葉をいただき、私たちが地域の力になっているのだとも感じました。また、自分たちで準備していくことでメンバー間の協力や情報共有も必要であるという認識も新たにしています。活動は3カ月という短い期間ですが、地域の方々の力になれるよう精いっぱい頑張ります」と力強く語りました。

続いて、札幌市南区土木部の國兼崇史部長から、同市が実施している除雪道具の無償貸与制度に基づいて貸し出される道具の贈呈が行われ、黒野さんが受け取りました。プロジェクトでは、今年度は約30世帯を対象に降雪時に依頼を受けた各世帯の要望に沿って、玄関や駐車場の通路確保など一軒一軒対応して活動を展開していきます。

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