「2019年度Mリーダー・チャレンジ」の表彰式を行いました

1月14日に湘南キャンパスで、「2019年度Mリーダー・チャレンジ(MReader Challenge)」の表彰式を行いました。国際教育センターでは、英語の副読本「グレーデッド・リーダー(Graded Readers=GR)」を多読することで語彙力、読解力を高めてもらおうと、03年度から「グレーデッド・リーダー・プロジェクト」を展開しています。GRは英語を母語としない学習者用のリーディング教材で、本センターの教員が授業の際に貸し出すほか、キャンパス内の中央図書館や1号館1階にある「Global AGORA」の「言語学習支援室(L-Navi)」でも利用可能です。14年度にはGR利用者の学習進捗状況を管理する学習支援ウェブサイト「MReader」を導入。各年度に一定量以上のGRを読了した学生を表彰するリーディング・コンテスト「Mリーダー・チャレンジ」を実施して、学生の積極的な英語学習を促しています。

今年度は、湘南、代々木、高輪、伊勢原、熊本、札幌キャンパスから4,943名が挑戦。1年間で40冊以上(ベーシックレベル)、または15万語以上のGRを読了した学生145名を表彰しました。表彰式には約50名が出席し、読了した冊数や語彙量に応じて、上位から「ダイヤモンド」「ルビー」「エメラルド」「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の各入賞者に表彰状とオリジナル記念バッジを手渡しました。あいさつに立った本センターの山本佳男所長は、「皆さんの努力に敬意を表します。今後もMリーダー・チャレンジを続けて英語力を高め、世界のさまざまな分野で活躍してほしいと思います」と激励。学生たちは、山本所長や宮崎啓次長、英語教育部門GR委員会のキャサリン・チータム講師、メロディ・エリオット准教授、アラン・ハーパー講師、田頭未希准教授、伊東弥香教授らとともに互いの健闘を称え合いました。

中国からの留学生、董珂同さん(文学部歴史学科考古学専攻2年次生)は2019年度トップリーダーに輝き、「ルビー」を受賞。「英文を読むだけでなく作文や会話力も身に付き、字幕なしで映画を楽しめるようになってきました。当面の目標は、GRをはじめ幅広いジャンルの本を読み続けること。将来は英語力を生かして就職し、留学を支えてくれている母親に恩返しをしたい」と抱負を話していました。「エメラルド」を受賞したトルクメニスタンからの留学生、サパロフ・メカンさん(工学部電気電子工学科1年次生)は、「週にGR3冊程度を楽しみながら読むことで、もともと好きだった英語がさらに好きになりました。『ダイヤモンド』を目指してチャレンジを続けます」と意欲を見せていました。

担当するクラスから6名が「ブロンズ」を受賞した田中立子講師は、「学生を図書館に案内してGRを見せながら、Mリーダー・チャレンジへの参加を促しました。素直にアドバイスを受け入れてくれた学生たちに感謝しています。毎回、授業の始めに上位読了者を紹介して励ましたことも、英語学習への意識やモチベーションを高めることにつながったと思います。30冊、40冊と読み続けていくうちに実力を実感できるようになるのがMリーダー・チャレンジの魅力。ぜひ多くの学生に挑戦してほしい」と話していました。

※各賞の読了レベルと受賞者数は以下のとおりです。
ダイヤモンド:60万語以上(3名)(※2019年度以前からの累計)
ルビー:45万語以上(1名)
エメラルド:35万語以上(5名)
ゴールド:25万語以上(15名)
シルバー:15万語以上(108名)
ブロンズ:40冊以上(13名)

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