札幌キャンパスで活動する東海大学チャレンジセンター・札幌ボランティアプロジェクトがキャンパス近隣世帯での除雪活動を展開しています。本プロジェクトは2008年度に「福祉除雪プロジェクト」として発足し、キャンパス周辺の町内会会員の中から自力で除雪が困難な世帯を対象に希望を募り、除雪支援ボランティアに取り組んできました。16年度からは活動の幅をさらに広げようと現在の名称に変更。12年目を迎えた今年度は、２月中旬までの予定で約30世帯を対象として授業の合間や放課後に各世帯を訪問し、除雪活動に取り組んでいます。
学生たちは昨年11月末に出陣式を開いて除雪活動を開始していましたが、今シーズンの札幌市は降雪量が少なく、12月中は１度の出動機会にとどまっていました。１月に入っても依然として降雪は増えませんでしたが、20日に朝から雪が降り続けたこともあり夕方に今年初の出動。南区南沢の対象世帯１軒を訪ね、30分程度をかけて庭に降り積もった雪を移動させました。
プロジェクトメンバーたちは、「今年度は雪が少なくあまり活動ができていませんが、今後降雪が増えてくるようなら積極的に出動していきたい」「関東出身で本格的な除雪の経験がなかったこともあり、興味を持ってプロジェクトに参加しました。北海道の雪質はふわふわとしていて東京で触れる水っ気の多い雪との違いに驚きました。プロジェクト活動は札幌でしかできない経験だと思うので、しっかりと役割を果たしていきたい」と話していました。
