海洋フロンティア教育センターの合志講師がウインドサーフィンの国際大会で日本人2位になりました

海洋フロンティア教育センターの合志明倫講師が、2月1日から8日まで沖縄県宮古島市の与那覇前浜ビーチで行われたウインドサーフィンの国際大会「デフィウインド・ジャパン」に出場。世界のトップ選手30名が6日から8日まで3日間、距離の異なる5レースで総合順位を競う「スーパースターズ・インヴィテーショナル」で日本人2位(全体の16位)となりました。

3日間の中で最も過酷なのが、初日に宮古島に近い下地島を周回する約85kmのレースです。合志講師は、「島の周囲は絶壁なので、途中でボードやセイルを調整できる場所がありません。さらに、普段取り組んでいる短距離とは異なり、2時間半近く走り続けないといけない超長距離レースだったので、多くの選手がほぼぶっつけ本番でした。私も道具のチョイスがうまくいかず、1レース目で出遅れたことが最終順位に響いてしまいました」と振り返ります。初日はその後、午後に35kmのレースを行い、残り2日間は30kmから40kmのレースを戦って総合順位を争いました。

合志講師は本学海洋学部在学中から本格的にウインドサーフィンを始めました。卒業後はプロ選手として活動。教員となった今も現役選手として年間6~7大会に出場しており、昨年度の日本ランキングは4位でした。本学では海洋スポーツにかかわる分野で教鞭を執っています。今回のデフィウインド・ジャパンでは大会アンバサダーも務め、2019年2月の第1回大会の立ち上げにも携わり、ウインドサーフィン部の学生や卒業生もビーチクリーンや大会運営に参加しました。「本場フランスのデフィウインドは選手だけで1400名が出場します。規模が大きいだけでなく、海洋スポーツが文化として根づき、ただの遊びにとどまらず、さまざまな業種や企業に技術的な面で波及したり、地元の人たちに還元したりしています。関係者だけで盛り上がっているだけでは本末転倒。日本でも地元の人に愛されるイベントに育ってほしいという思いで取り組んでいます」と話しています。

なお、大会の様子は「Windsurfing.TV」(https://youtu.be/5ONuabKGIA4)で紹介されています。