北海道の小学生を対象としたホタテ調査のイベントに海洋生物科学科が協力しました

生物学部海洋生物科学科では、9月19日(土)から21日(月)にかけて日本財団「海と日本PROJECT in 北海道」(実行委員長:海洋生物科学科 南秀樹教授、総合監督:株式会社 沿海調査エンジニアリング 大塚英治氏)にて実施したイベント『オホーツクホタテ調査隊2020』に、本学生物学部海洋生物科学科から南秀樹教授、大橋正臣准教授、野坂裕一助教が参加したほか、海洋生物科学科の学生5名が参加しました。
このイベントは、札幌・旭川近郊の小学生と共に、ホタテの漁獲量日本一のオホーツク海に面する紋別に向かい、ホタテの生態・流氷のもたらす海の恵みなどを現地の小中学生と共に学ぶことで、日本を囲む海の大切さに気付いてもらうためのイベントです。
1日目は流氷科学館で流氷について学び、オホーツクタワーの見学及びプランクトンの採集・観察、ホタテ釣りとホタテの解剖を通じ、ホタテガイの生態とオホーツク海の豊かさについて学習しました。
2日目の午前中は、湧別町の牧場にてホタテガイの貝殻が畜産飼料の育成に重要な役割を果たしていることと、サロマ湖の地形的特徴を現地で学び、午後は現地の小中学生と共にガリンコ号Ⅱに乗船し、船上で採集したプランクトンの観察を行いました。
最終日は紋別漁港の競りの様子などを視察後、イベントの集大成として小中学生たちが紋別市のふるさと納税のキャッチコピーと返礼品のメッセージ案を作成。この中で一番評判の良かった作品が、今年度のふるさと納税返礼品のデザインに採用されることになります。