「東海大学総合英語力検定コース」の2020年度合格者認定証授与式をオンラインで行いました

国際教育センターでは1月30日に、「東海大学総合英語力検定コース」の2020年度合格者認定証授与式をオンラインで行いました。この検定は2005年から国際教育センター(旧・外国語教育センター)英語教育部門が独自に実施している英語力の認定制度です。就職や留学に役立つ実践的な英語力の養成を目的として、1級から3級までの検定試験を7月、12月の年2回実施しています。各級に合格するためには、筆記試験(TOEFL®、TOEIC®、実用英語技能検定などの外部試験)で基準点をこえることに加え、外部基準によるスピーキング、ライティング試験で規定レベルへの達成が求められます。将来、国際的な活躍を目指す学生のために、本センターでは選択科目「国際人養成セミナー(旧・総合英語力検定セミナー)」を週2コマ開講し、各級に合わせた3段階の授業を用意しています。合格者の多くはこの授業を受講し、筆記試験対策とともにスピーキングやライティングの訓練を重ねて英語力の向上に努めてきました。

今年度は、1級5名、2級8名、3級3名が検定試験に合格。授与式はWEBビデオ会議システム「Zoom」を活用して実施しました。初めに、本センターの山本佳男所長があいさつ。続いて一人ひとりのプロフィールが読み上げられ、名前を呼ばれた学生は画面上で手を振って参加者の祝福に応えました。受賞者を代表し、1級に合格した五味祐人さん(工学部航空宇宙学科3年次生)と3級に合格した田島真さん(体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科3年次生)が英語でスピーチ。五味さんは、「国際人養成セミナーを通じて、英語力はもちろん、論理的・多面的にものを考える力がつきました。丁寧に指導してくださった先生に感謝しています」と笑顔でコメント。田島さんは、「先生の個別指導で英語力が伸び、アルバイト先でも自信を持って英語を使えるようになりました。このセミナーを多くの学生に勧めたい」と語りました。

授与式には在学中に本コースに合格した卒業生6名も参加し、合格者に祝福の言葉を送りました。また、当日参加できず激励の言葉などを寄せてくれた卒業生の中から、日産自動車株式会社に勤める内藤慎二さん(工学部航空宇宙学科2019年度卒)のメッセージを披露し、終了後には学生と卒業生が交流しました。

上級クラスを担当する本センターの松本佳穂子教授は、「新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、今年度は一般募集を行わず、準備コース(「国際人養成セミナー」4クラス)の履修者のみを対象に、オンラインで試験を実施しました。コロナ禍に負けず受講者全員が精いっぱい努力したことは、合格率の高さが証明しています。WEB上ではありましたが、授与式には卒業生も参加し、在学生と交流してくれたことをうれしく思っています」と話していました。

なお、1級合格者(海外の大学院で授業を受けることができ、企業でも広く国際人として活動できるレベル)は下記の5名です。
斎藤優一郎さん(教養学部国際学科4年次生)
三石竜兵さん (文学部ヨーロッパ文明学科4年次生)
五味祐人さん (工学部航空宇宙学科3年次生)
伊藤優里奈さん(工学部航空宇宙学科操縦学専攻2年次生)
生天目大地さん(工学部航空宇宙学科操縦学専攻2年次生)