商品開発サークルがアイスクリーム専門店とのコラボ商品を開発し学内で販売しています

熊本校舎で活動する商品開発サークルが、9月26日から本校舎内のデイリーヤマザキ東海大学店で、アイスクリーム専門工房ついんスター(熊本県菊池市)と協同開発した「クランベリーソース入りチーズアイス」「クッキークランチバニラアイス」「星型マシュマロチョコアイス」の計3種を販売しています。

2021年度に発足した同サークルは、農学部や経営学部、文理融合学部など本校舎にある学部の学びを生かし、学内外と連携したさまざまな食品の企画・開発に取り組んでいます。今回は、全国5カ所(東京・湘南・静岡・熊本・札幌)にキャンパスがある本学のスケールメリットを広く社会にPRしようと、「東海大学のキャンパスを巡る商品の開発」プロジェクトを立ち上げ。今回のアイス開発と販売はその第一弾として、昨年からアイスクリーム専門工房ついんスターの協力を得てどのようなアイスを作るか話し合い、売れているアイスの傾向を調べるなど準備を進めてきたものです。

学生たちは、札幌キャンパスがある北海道の特産品「チーズ」に着目。試作を重ねる中でレアチーズと最も相性がよかったクランベリーソースと組み合わせた「クランベリーソース入りチーズアイス」を考案しました。さらに、多くの人に手に取ってもらいやすい定番商品として「クッキークランチバニラアイス」と「星型マシュマロチョコアイス」も開発しました。ついんスターとの窓口役を担ったメンバーの谷島志保子さん(農学部バイオサイエンス学科2年次生)は、「メールでのやり取りが多かったのですが、自分たちの希望を文章で適切に伝えることの難しさを感じる機会も多く、勉強になりました」と振り返ります。

販売を開始した26日から1週間はメンバーが店頭に立ち、チラシを配りながら商品をアピールしました。河部莉子さん(同)は、「なかなかチラシを受け取ってもらえず、商品を買ってもらうことの大変さを実感しました。一方で自分たちの思いを実現させた商品を目の前で手に取ってもらえて、やりがいを感じることも多くありました」と充実した表情で語りました。サークル長を務める福地雄大さん(大学院農学研究科1年次生)は、「アイスは今後、東京や湘南、静岡と各キャンパスに関連する味を探していきたいと考えています。サークル全体としても、今後も企業や地域の方々と連携しながらさまざまな新商品開発に取り組んでいきたいと考えています。このような活動に興味のある新メンバーも随時募集しています」と話しています。