渋谷校舎でキッチンカーの出店が開始しました

渋谷校舎で秋学期から、キッチンカーが出店しています。本校舎では新型コロナウイルス感染症拡大以降、学食の運営を休止しており、学生たちは校舎内の食品自販機や近隣の飲食店、コンビニエンスストアを利用するほか、弁当を持参していました。栄養バランスが心配されるとともに、履修授業の関係で校舎外に出て食事をとるのが難しい学生もいるため、今年度の渋谷学生会執行委員会のメンバーが、学生生活の充実に向けてキッチンカーの出店を提案。今回の導入へと至りました。

渋谷学生会執行委員会では、亀本直輝委員長(観光学部3年次生)と五十嵐遥副委員長(同3年次生)、芦原史也さん(同2年次生)が、5月末に「昼食販売があれば、どれほどの頻度で利用したいか」といった内容のアンケート調査を実施。その結果、7割を超える学生から「導入されれば利用する」という回答が得られただけでなく、「できたての温かいご飯が食べたい」「野菜も摂取したい」などの声が寄せられました。そこで五十嵐さんが湘南校舎に出店しているキッチンカーに注目し、渋谷校舎の職員に提案。その後は、キッチンカーの仲介業者を比較検討し、湘南校舎での導入実績のある株式会社Mellowと契約し、同社が運営するサービス「SHOP STOP」の利用が始まりました。

キッチンカーは9月26日から、4号館前の「無限の庭」で11時半から13時半にかけて営業を開始。カレーやタイ料理などが日替わりで提供され、学生たちからは「校舎から移動せずにできたてのご飯が食べられるのがうれしい」といった声が聞かれています。五十嵐さんは、「多くの学生が利用する姿を見るだけでなく、友人から直接感謝の声もかけてもらい、導入できてよかったと心から感じています。渋谷校舎は部活やサークルがなく、他校舎に比べてコミュニティーが狭いので、キッチンカーの列に並びながら交流の機会にしてもらえれば」と話します。亀本さんは、「キッチンカーの導入はあくまでスタートです。学生が抱える問題や悩みを一つひとつ改善し、キャンパスライフを存分に楽しめる環境づくりをしていきたい」と意欲を見せ、芦原さんは「キッチンカーという選択肢が増えたことで、余裕のある時間の使い方ができるのでは」と話していました。