渋谷校舎で「第68回代々木建学祭」を開催しました

渋谷校舎で11月2、3日に、「第68回代々木建学祭」を開催しました。今年度のテーマは「New STEP」で、YouTube配信で盛り上がりを見せた昨年度の建学祭に続いて、対面でもイベントを成功させることでコロナ禍以降の新たな一歩を踏み出そうという思いが込められています。感染拡大防止対策として一般公開はせず、観光学部生とその保護者、及び教職員を対象として実施しました。

初日の開祭式では、観光学部の藤本祐司学部長と代々木建学祭実行委員長の葛山紀子さん(観光学部3年次生)があいさつ。それぞれ3年ぶりの対面開催への期待や決意を述べました。また、式には1955年に開かれた第1回代々木建学祭で建学祭実行委員、第3回で建学祭実行委員長を務めたほか本学職員として長年にわたって建学祭を見守り続け、現在は学校法人東海大学評議員、名誉顧問の尾郷良幸氏が出席。尾郷氏は「新型コロナの影響で今回3年ぶりに対面での開催が実現し、学生の皆さんが代々木建学祭を継続してくれたことで、私も68回目の参加がかないました。本当にうれしく感じています。今年度の実行委員会の皆さんともお話しして、そのやる気があふれる姿に私も学生時代は大学に泊まり込んで準備していたことを思い出しました。建学祭は学生の皆さんが日ごろの学修の成果を発揮する場です。ぜひ今後も長く続けていってもらいたい」と話されていました。

期間中は、中庭で観光学部の各研究室に所属する学生が模擬店を多数出店。韓国料理のキムパプやチヂミ、ナチョス、餃子など、さまざまな料理を提供し、食券や材料が売り切れるほどの盛況を見せました。また、4号館内ではゼミのフィールドワークで訪れた全国各地の観光地や各地域の情報を紹介するとともに、ストラックアウトやフリーマーケット、チェキ撮影などレジャー要素も含んだ多彩なブースを出展しました。初日は4号館講堂で、DJや弾き語りなど学生の特技や趣味を披露する「学生パフォーマンス」や、「ゼミ対抗クイズ大会」も開催。2日目には、人気俳優・杉野遥亮さんを招いた「芸能人トークショー」を実施し、学生時代のエピソードなどが披露されました。また、「フリースロー大会」や豪華景品が当たる「ビンゴ大会」も開かれ、学生や教職員が一緒になって楽しみました。さらに、来場した学生と作り上げる「手形アート」の制作も行い、多くの学生が色とりどりの手形を残して作品を完成させました。

来場した学生からは、「昨年はYouTube配信だったので、対面になったことでお祭りを肌で感じられて楽しかった」「どのような研究や取り組みをしているのか知る機会になり、研究室選びの参考になりました」といった声が聞かれました。

代々木建学祭実行委員長の葛山紀子さんは、「今年度、私たち観光学部生が学ぶキャンパスは『代々木校舎』から『渋谷校舎』に名前が変わりましたが、これまで67回にわたって実行委員の先輩方がつないできた思いを受け継ごうと、建学祭の名称は『代々木建学祭』としました。実行委員会を含め渋谷校舎の学生は対面での建学祭は初めての経験で、どの程度の数の学生がきてくれるのか不安もありましたが、想像以上の来場者数で、大きなトラブルもなく2日間を終えることができました。さまざまなブースで学生同士が交流する姿が見られたほか、学生パフォーマンスなどで学生同士が新しい魅力を発見する機会にもなり、建学祭と学生にとってのNew STEPになったと感じています」と話していました。