静岡キャンパスで北海道根室産「さんま祭り」を開催しました

静岡キャンパス1号館前広場で11月23日に、北海道根室産の新鮮なさんまを炭火で焼いて販売する「さんま祭り」を開催しました。根室市と本学海洋学部は2010年に相互協力協定を締結。水産加工品の開発や地域水産資源の研究などを実施してきました。今年6月には、今年度より静岡キャンパスに新しく人文学部が設置されたことなどを受け、新たな枠組みでより幅広い分野での連携・協力を図るため、静岡キャンパスとの協定に拡充するための調印式を執り行いました。今回の「さんま祭り」も同協定に基づいて実施したものです。

当日は、根室から直送されたサンマ700尾を根室市職員が炭火で焼き、本学学生や近隣住民の皆さんに一尾100円で販売。あいにくの雨模様でしたが、開始当初から行列ができ、来場者の多くは焼き立てのサンマを手に食事会場として開放された4号館の学生食堂に向かい、秋の味覚を楽しみました。また、あわせてサンマの加工品などの根室市が誇る特産品も販売。こちらも好評を博しました。

学生たちは、「焼き魚のとてもいい匂いに誘われて駆けつけました。キャンパス内で秋の味覚を堪能できてうれしいです」「炭火のちょうどいい焼き加減で、もう1、2匹はぺろりと食べられそうです」と笑顔。地域住民からは、「回覧板でイベントを知り、根室のサンマを食べられると家族一同わくわくして駆けつけました」「とても安い値段で立派なサンマを食べられて、来たかいがありました。物産もさまざまな商品があり、有意義な時間を過ごせました」といった声が聞かれました。

根室市水産経済部水産振興課の西田悟課長は、「コロナ禍もあり静岡キャンパスでの『さんま祭り』は4年ぶりとなりましたが、悪天候の中でも多くの人たちに並んでいただき大変うれしく感じました。また、清水区は今年9月末の台風15号で大きな被害を受けたこともあり、サンマで少しでも元気づけられればとの思いを込めて焼きました。根室市は11年連続でサンマの漁獲量日本一ということもあり、このような機会にぜひ本市の魅力を感じていただければうれしいですね」と話していました。