「2022年度Mリーダー・チャレンジ」の表彰式を実施しました

語学教育センターでは1月16日に湘南校舎で、「2022年度Mリーダー・チャレンジ(MReader Challenge)」の表彰式を実施しました。本センターでは、英語の副読本「グレーデッド・リーダー(Graded Readers=GR)」を多読することで語彙力、読解力を高めてもらおうと、03年度から「グレーデッド・リーダー・プロジェクト」を展開しています。GRは英語を母語としない学習者用のリーディング教材で、本センターの教員が授業の際に貸し出すほか、湘南校舎内の中央図書館や1号館1階にある「Global AGORA」の「言語学習支援室(L-Navi)」でも利用可能です。14年度にはGR利用者の学習進捗状況を管理する学習支援ウェブサイト「MReader」を導入。各年度に一定量以上のGRを読了した学生を表彰するリーディング・コンテスト「Mリーダー・チャレンジ」を実施して、学生の積極的な英語学習を促しています。

今年度は、渋谷、湘南、熊本、札幌校舎から2312名が挑戦。1年間で40冊以上(ベーシックレベル)、または15万語以上のGRを読了した学生78名を表彰しました。表彰式には約20名が出席し、読了した冊数や語彙量に応じて、上位から「ダイヤモンド」「ルビー」「エメラルド」「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の各入賞者に表彰状とオリジナル記念バッジを手渡しました。あいさつに立った本センターの宮崎啓所長は、「Mリーダー・チャレンジは総合的な英語力を身に付ける上で非常に有効です。努力を続けている皆さんを誇りに思います。指導・サポートしてくれた先生方にも感謝します」とコメント。学生たちは、宮崎所長やGR委員会のメロディ・エリオット教授、キャサリン・チータム講師、伊東弥香教授、田頭未希准教授らの祝福を受け、互いの健闘を称え合いました。

今回トップリーダーに輝き、「ダイヤモンド」を受賞した工学部航空宇宙学科航空操縦学専攻1年次生の吉岡裕人さんは、「自然科学や小説を中心に多様なジャンルのGRを読むことで速読の力と語彙力に自信がつき、文法を意識しなくても内容が理解できるようになりました。TOEFL®テストの成績が向上し、読む力だけでなく、聞き、話し、書く力も身に付いてきたと感じています。さらに英語力に磨きをかけ、2年次からのアメリカ・ノースダコタ大学留学では操縦技術をしっかり学ぶとともに、教官をはじめ多くの人との交流を深めて視野を広げたい」と意欲を語っていました。

※各賞の読了レベルと受賞者数は以下のとおりです。
ダイヤモンド:60万語以上(3名)
ルビー:45万語以上(2名)
エメラルド:35万語以上(4名)
ゴールド:25万語以上(15名)
シルバー:15万語以上(53名)
ブロンズ:40冊以上(1名)