「2020・2021年度 新入職員実践型ワーキング研修」を実施しました

東海大学では6月26日に湘南キャンパスで、「2020・2021年度 新入職員実践選型ワーキング研修」を実施しました。同期・同世代の職員との直接的な対話・交流を通じて基本的な人間関係の形成を図るとともに、大学職員としてのキャリアを考える契機とし、横のつながりを重視したチームワークが求められることを理解してもらうために19年度から開催しています。新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて昨年度は中止となったため、今回は20年度と21年度に入職した湘南キャンパスに勤務する計19名が参加しました。

初めに山下豪紀学長補佐(事務担当)があいさつに立ち、本学が今年度から導入したカレッジ制やともに働く仲間の大切さなどに触れ、「我々は皆大学という大きな組織を動かす歯車の1つですが、そのひとつひとつが考える歯車となって、大学の運営に参画する職員になってほしいと考えています。ぜひ新しい東海大学をつくってください」と語りかけました。続いてスチューデントアチーブメントセンターの池谷美衣子講師の指導でアイスブレイクを行い、職員として働き始める前と後で本学のイメージがどのように変わったのかを2枚の紙に書き、自己紹介を兼ねて発表。その後、山下学長補佐がカレッジ制の詳しい内容や財政、施設設備計画、新型コロナ対応、職員のあり方などを講義しました。午後には山田清志学長が講義を担当し、本学がQOLとSDGsをキーワードに取り組んでいるブランディングや、2022年度に実施を構想している大規模な改組改編計画である「日本丸ごと学び改革実行プロジェクト」について解説。「北から南まで日本全国にキャンパスを構える大学はほかになく、学生と教員の比率を見ると本学は教員1人に対し学生は21人と、慶應義塾大学に次いで2番目の少なさであり、きめ細かな教育ができる環境が整っています」と語るとともに新型コロナ対策やアフターコロナを見据えた地域創生事業などにも触れ、「できない理由ばかり述べていても現状の課題は解決しません。できる方法を考え、一歩踏み出すことが重要です」と今後の活躍に期待を込めました。また、先輩からのメッセージとして、スポーツプロモーションセンター職員の水谷早希さんが海外での研修や自身の仕事を振り返りながら、「やりたいことは遠慮せずどんどん発言してください。人脈をつくり、助け合いながら業務にあたってください」とエールを送りました。

午前と午後で3度、4~5名のグループワークを行い、「東海大学の職員になった理由」「5年後、どのような東海大学であってほしいか」「自分・職員だからできること」などを語り合い、最後に一人ひとりがまとめた内容を発表。「学生から“この人に聞いておけば大丈夫”と信頼される職員になりたい」「たくさんの学部があるので、より幅広いニーズに答えられる大学にしていきたいと考えています。今はまず、任せてもらっている仕事を丁寧に一つひとつこなして頑張っていきたい」と意気込みを語りました。