キャンパス連携企画「SSK~Tokai Special Communication 2021~」を開催しました

湘南キャンパスと札幌キャンパス、熊本キャンパスに所属する学生が、10月10日にオンラインで「SSK~Tokai Special Communication 2021~」を開催しました。この企画は、湘南にある文化社会学部広報メディア学科によるメディアプロジェクト「東海スタジオ」が主体となり、キャンパス間をつないで学習や生活面などに関する情報共有を目的に実施したものです。企画名の「SSK」は、アルファベットで湘南と札幌、熊本の頭文字から命名しました。

東海スタジオは、2015年度から地域と大学をつなぐ映像を制作し、市民メディア交流集会への出展といった活動を展開してきました。しかし、新コロナ感染症の拡大により昨年度から対面形式での活動ができない状況が続いていました。指導にあたる広報メディア学科の水島久光教授は、「学生たちのスキルを使い、未曽有の状況化でも離れた場所の人とつながることはできないか」と学生に提案。以前から交流のあった札幌の国際文化学部デザイン文化学科の伊藤明彦教授と、熊本の農学部応用動物科学科の伊藤秀一教授と連携を図りました。今年の7月からは、水島教授の呼びかけで東海スタジオの学生たちが主体となり、企画の構成や映像制作などの準備に取り組んできました。

湘南キャンパス5名、札幌キャンパス1名、熊本キャンパス1名の計7名が参加した当日は、初めにそれぞれが所属する学科について発表。映像作品や写真、パワーポイントを使い、多面的なアプローチで学科の特徴を紹介し、各学科のカリキュラムや設備、ゼミナールなどについて説明しました。次に、在籍するキャンパスや学生生活について発表し、対面形式とオンライン形式の授業のバランスなど、昨年度と今年度のスケジュールについて話したほか、最寄り駅からキャンパスまでの道のりを映像作品で紹介しました。さらに、将来の目標などについて語り合ったほか、「札幌はもう肌寒そうですが、今日の熊本は気温が33℃です」など、各キャンパスの寒暖差で盛り上がる場面もありました。

東海スタジオのリーダーを務める千布安梨沙さん(広報メディア学科3年次生)は、「キャンパス間での交流の機会は少ないので、とても貴重な経験になりました。実際に現地の学生から話を聞くとサイトやパンフレットなどで得られる情報とまた違った印象を受けました。今回は3学科で実施しましたが、東海大学にはさまざまな学部学科があるので、次回は開催規模を拡大したい」とコメント。札幌から参加したデザイン文化学科1年次生の横山颯馬さんは、「キャンパス内や通学の道のりを映像で紹介してくれたので、自分が通うキャンパス以外の日常を見ることができて新鮮でした」と話し、熊本から参加した徳永有輝さん(応用動物科学科4年次生)は、「この交流会に参加するまで自分が所属する学科以外でどのようなことを学んでいるか知りませんでした。特に広報メディア学科のレコーディング室といった設備やメディアプロジェクトの多様さには驚きました」と語っていました。