水産学科の清水准教授が水産未利用資源の有効活用に関して講演しました

海洋学部水産学科の清水宗茂准教授が、3月13日に静岡市のグランヒルズ静岡で開催されたMaOIセミナーで講演。「私たちの‘食’を考える~水産未利用資源の有効利用に向けて~」をテーマに研究成果を発表しました。静岡県を拠点に海洋先端技術を駆使して海洋資源の活用と環境保全の両立を目指す「MaOI機構」が主催するセミナーです。大学・研究機関と連携し、定期的に講演会などを開催して最新情報を発信しています。

当日、清水准教授は自身が日本ハム株式会社に勤務していた経験を生かして畜産業の現状について語り、「水産資源の場合、廃棄される部位が多いこともあり、それらを有効活用できる可能性を秘めています。畜産分野における食肉の生産方法は、システム化や大型化が進む一方、水産分野においては、魚種も多岐に渡り、新たなことにチャレンジできる環境にあります」と語りました。続いて、クジラやウナギ、マダラなどを例に栄養学的な特長を紹介し、水産未利用資源等を活用した新商品開発に取り組む学生プロジェクト「商品開発プロジェクト」の活動についても語りました。

清水准教授は、「講演後には、多くの聴講者から質問やご意見をいただきました。本研究に対する需要や関心の高さを感じ、今後も学生と共に社会貢献につながる成果を発信していきたいと再認識しました」と話しています。