熊本キャンパスで活動する準硬式野球部が、9月17日から10月29日まで開催された南九州地区大学準硬式野球秋季大会(秋季リーグ戦)の2部に出場し、8戦全勝で優勝。11月12日に熊本学園大学グラウンドで行われた1部との入れ替え戦で熊本大学に7-2で勝利し、6年ぶりの1部昇格を決めました。1番三塁手で打率5割9分3厘をマークした入江大志選手(経営学部3年次生)が首位打者、本塁打王、打点王、ベストナイン三塁手とタイトルを総なめにし、5勝を挙げたエース鈴木涼介選手(農学部2年次生)が最多勝、14盗塁をマークした北野湧也選手(文理融合学部2年次生)が盗塁王とベストナイン二塁手に輝きました。また、入江選手と4番で捕手の田中佑樹選手(農学部2年次生)は、11月17日から19日まで岡山県・倉敷マスカットスタジアムなどで開催される全日本大学9ブロック対抗準硬式野球大会のオール九州のメンバーに選出されました。準硬式野球部から代表選手が選ばれるのは10年ぶりです。
入江選手は、付属福岡高校野球部時代の同級生で現チームの主将を務める稲益蓮選手(経営学部3年次生)から、「学生最後の1年、一緒に野球をやろう」と誘われ、今夏からチームに加わりました。「最初はブランクがありましたが、すぐに勘を取り戻せました。受賞はのびのびとプレーする環境をつくってくれたチームメートのおかげ。来春もチームの勝利に貢献したい」と話します。9ブロック対抗戦については、「初めての代表選出で、すでに3回ほどチーム練習に参加していますが、レベルが高くうまい選手が集まっている印象。いろいろなことを吸収してチームに還元したい」と話しました。オール九州に選ばれた捕手4選手のうち唯一2年次生の田中選手は、「キャッチングや配球など学ぶことばかり。投手が投げやすいよう、大きく構えて、ワンバウンドのボールも全て止められるようにしたい」と意気込みを語りました。
卒業生で準硬式野球部の上田崇人コーチは、「主将がチームを盛り上げ、引っ張ってくれて、入江と田中がプレーで率いてくれたからこそ1部昇格を果たすことができました」と語り、野手コーチとしてオール九州にも選ばれた同じく卒業生の平川敬二朗監督は、「近年はコロナ禍で入れ替え戦も中止になり、今年度からやっと再開されるなど、昇格への道のりは険しいものでしたが、選手たちがよく頑張ってくれました。オール九州は投手を中心に守り勝つ野球のチーム。少ないチャンスでチームを勝たせられるよう取り組んでいきたい」と語りました。