湘南キャンパスで「子ども大学ひらつか」を開催しました

湘南キャンパスで12月9日に開かれた平塚市民・大学交流委員会(文化・生涯学習部会)事業「子ども大学ひらつか(奏アカデミー東海大学)」で、理系教育センターの岡田工教授(学長室情報担当部長)とチャレンジプロジェクト「サイエンスコミュニケーター」が講義を担当しました。この講座は、本学の教員と学生が地域の小学生に科学の面白さを伝えることで、知的好奇心や感性を育てることを目的に2011年から開かれています。今回は、市内在住の小学4年から6年生まで約50名が参加し、午前と午後の2回にわたって同様のプログラムを実施しました。

岡田教授は、「自然を学ぼう」と題して講義し、雲の仕組みを学ぶ実験や、光の屈折について解説。「自然の中にはさまざまな色があります。科学的な視点で世界を観察して、さまざまなものに疑問を持ってもらいたい」と語りかけました。その後は、サイエンスコミュニケーターのメンバーが講師を務め、「空気のフシギ」をテーマにビーチボールや発泡スチロールを空気で浮き上がせる実験や、風船やマシュマロを真空状態にさせる実験を披露しました。また、惑星探査機が惑星の引力を使って移動する「スイングバイ」の仕組みを解説し、子どもたちは配布されたスイングバイの体験キットを使って、楽しみながら学びを深めました。

参加した子どもたちは、「先生とお兄さんたちの説明がわかりやすくて、新しいことをたくさん知れて面白かったです」「さらに理科が好きになりました。将来は東海大学に入りたいです」と笑顔を見せていました。サイエンスコミュニケーターのサブリーダーを務める宮田優斗さん(情報通信学部2年次生)は、「楽しみながら学んでもらおうとさまざまな実験を用意しましたが、予想よりも子どもたちの反応がよくて驚きました。楽しんでもらえたことが伝わってきて、やってよかったと思いました」と振り返りました。