「高輪子ども中高生プラザ(TAP)」との連携イベント「ニュースポーツを体験しよう」を実施しました

東京・港区立「高輪子ども中高生プラザ(TAP)」で2月3日に、本学スポーツプロモーションセンターの北濱幹士准教授による「ニュースポーツを体験しよう」を実施しました。このイベントは大学の施設や知的・人的資源を活用し、地域交流や多世代間交流を推進する本学とTAPとの連携事業「たかなわ子どもコミュニティカレッジ」の一環で、品川キャンパスで地域貢献活動をしているチャレンジプロジェクト「Takanawa共育プロジェクト(TKP)」の学生4名がサポート。地域の子どもたち20名が参加しました。

ニュースポーツは、子どもから高齢者まで年齢を問わず体力向上や健康維持・増進、介護予防など幅広い分野で活用されています。ゲームの勝敗よりも、「楽しみ」「コミュニケーション」「健康・体力づくり」に重点を置き、競技規則が柔軟で適度な運動量があり、体力差に関係なく楽しめるのが特徴です。北濱准教授と学生らは品川キャンパスからリヤカーに用具を積み込んで会場に移動。子どもたちへの指導の手順などを確認しながら準備にあたりました。

最初に北濱准教授が、「今日は皆が見たことのないものをたくさん持ってきました。自分でやってみるのが一番ですから、ぜひいろいろなもので遊んでください」と呼びかけ、学生とデモンストレーションをしてそれぞれの種目の遊び方を説明。子どもたちは各々、バスケットピンポン、ボックスホッケー、アトラックゲーム、ボッチャなど8種目のニュースポーツを順番に遊びながら自分の気に入った種目に熱心に取り組み、中でもボッチャは大人気で会場には子どもたちの歓声が響きました。

参加した小学校1年生からは、「袋を投げて穴に入れる“バッゴー”が面白かったです」「普段はお絵描きなど家で遊ぶことが多いけれど今日は遊び方を教えてもらい、走ったりして楽しかった」といった感想が聞かれました。また、紐でつながっている2個のボールをラダー(ハシゴ)に向かって投げて引っ掛け、表示される数字がポイントになる「ラダーゲッター」では、学生が各ポイントを組み合わせて簡単に合計点を数える方法を子どもたちに教え、一緒にカウントする様子も見られました。

TKPプロジェクトリーダーの湯浅龍馬さん(情報通信学部3年次生)は、「TAPと連携して子どもたちと交流する機会を重ね、地域の活性化につながっている手応えを感じています」と笑顔で語りました。北濱准教授は、「子どもたちには、競技だけではなくさまざまなスポーツがあることを知ってほしい。自分で得意・不得意の枠を決めずさまざまな体の動きや楽しみ方ができるようになれば」と話しました。