東海大学では10月9日に、東京・明治記念館で2024年度東海大学「東京地区企業懇談会」を開催しました。企業の採用担当者と本学の教職員が情報を交換し、採用環境に関する相互理解と学生への就職支援の促進を目的とするもので、今回は計133社の企業から採用担当者らが参加しました。
当日は、梶井龍太郎学長代理と成川忠之キャンパスライフセンター部長(キャリア担当、経営学部教授)が登壇。梶井学長代理は、本学が設立以来取り組んでいる文理融合教育をはじめ学生が社会的実践力を身につけるための取り組みについて紹介しました。続いて成川部長は、本学の概要とキャリア支援について講演。大規模な総合大学でありながら学生数に対する教員の比率が高くきめ細やかな教育を実践していることなど、数字から見る本学の特徴について紹介するとともに、運動部をはじめ全国コンクールで金賞を受賞している吹奏楽研究会など文化部の活動、世界大会に挑む東海大学ソーラーカーチームに代表されるチャレンジプロジェクトによる多彩な活動に触れ、「コロナ禍が明けて、学生たちは活気を取り戻しています。これから卒業する本学の学生たちはさらに充実した『ガクチカ』(学生時代に力を入れたこと)を身につけてくれると楽しみにしています」と語りました。さらに、当日の参加企業を中心に200社から寄せられた本学学生および卒業生に対する印象についてのアンケート結果を紹介。「多くの企業の皆さまから本学の学生にご満足をいただいていることがわかり、本当にありがたく考えております。また、コミュニケーション能力や行動力に高い評価をいただいていることもわかりました。その反面、セルフマネジメントや思考力、問題発見力が足りないというご意見も寄せられました。この課題に対応するとともに、本学学生の武器であるコミュニケーション能力をさらに鍛える取り組みを展開していきます」と話しました。
その後は、会場内に設けた各学部学科やカレッジのブースに企業の採用担当者らが来訪し、教職員と学部学科における教育内容や採用動向について懇談。情報を交換し、交流を深めました。