3年次生・修士1年次生対象の「就職ガイダンスPart2就活準備編」を開催しました

湘南キャンパス2号館大ホールで6月4、5、6日の3日間、「就職ガイダンスPart2 就活準備編~社会に出る基礎知識を身に付けよう~」を開催しました。来年3月に企業の採用情報が公開され、本格的な就職活動がスタートする3年次生と修士1年次生に、社会に出るための基礎知識として、経済の仕組みや履歴書の書き方、リクルートスーツの着こなし方などの講義を学んでもらうことを目的にキャリア就職センターが実施しているもの。今年度新設された文化社会学部と健康学部を除く8学部の学生と大学院生が参加しました。

はじめに本センターの水島久光所長があいさつに立ち、「社会に出るということは、これまで皆さんの先輩たちが築き上げた社会関係の中に入ることを意味しています。そこで重要となるのは『コミュニケーション』であり、企業が面接で重視する項目の1位にもなっています。しかし、コミュニケーションとは本来『関係性』の概念であり、個人の『能力』として測定できるものではありません。社会関係の中に入るためには会話だけではなく、身だしなみや履歴書などを通して非言語的な構えを示し、規範に従って、信頼を築く必要があります。今日は専門家の方々の話を聞いて基礎を勉強してください」と語りました。

ガイダンスでは最初に日本経済新聞社の長尾太央氏が登壇し、本センターが開講しているキャリア特別講座「『新聞で学ぶ 経済の動きとしくみ』~ビジネス知力&グローバル対応力養成講座(全13回)」の概要や、志望する業界のビジネスニュースを知ることの重要性などを紹介。「業界研究とは、業界に共通する課題を知るということであり、企業研究とは、その企業の戦略を知るということ。面接官に”今気になるニュースは何ですか?”と聞かれたときに、世の中のトピックスが業界にどう影響しているかをしっかり話すことができれば、情報感度や志望の本気度を伝えることができます」と話しました。

続いて、本センターのキャリアカウンセラーが履歴書の基本的な書き方について解説。「得意科目」「趣味・特技」「セールスポイント」など、項目によって異なる質問の意図を説明し、「自分がどんな人間かを知ってもらうことが履歴書の目的であり、『貴社で役に立つ人材です』と伝える場になります。具体的な記載をするために、自己分析をしっかり行いましょう」と呼びかけました。最後には株式会社コナカの諸岡拓也氏が登壇し、面接時に着るリクルートスーツの着こなし方について紹介しました。諸岡氏ははじめに、「『人の第一印象は8秒で決まる』『第一印象の半分以上は視覚情報で決まる』といった説があります。相手に対する敬意を表すのが身だしなみです」と、面接時における見た目の重要性を説明。その後はスーツやシャツの種類、ネクタイの色が与える印象の違いなどを解説しました。

参加した学生からは、「履歴書を書く時はただ質問に答えるだけではなく、読んでもらう相手に何を伝えたいかを考えて書くという話が興味深かった。本格的に就職活動が始まるまで、自己分析や企業研究などをしっかり行いたい」といった声が聞かれました。

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