「金融リテラシー基礎講座」を開講しています

東海大学では10月6日から来年1月16日にかけて、オンラインで「金融リテラシー基礎講座」を開講しています。資産形成や金融サービスをはじめ、生活にかかわるお金の知識を学んでもらおうと学長室(キャリア就職担当)が主催したもので、イオンフィナンシャルサービス株式会社の専門家を講師に招いた講義を6回にわたって実施するもの。平均寿命が延びる中、超低金利という環境下では、お金にどう働いてもらうか、学生に限らず、非常に興味のあるテーマと判断し、今回は学生の保護者、本学の教職員にも案内し開講しました。第1回目は、医学部を含む学部生や大学院生、保護者、教職員ら約250名が受講しました。現在、第2回目以降の学生の申込者数も400名以上に増えています。

10月6日に行われた初回の講義は、「社会生活で必要なお金の基礎知識」をテーマに開講。株式会社イオン銀行の山西一史氏は、初めに「“万人に利益がある”という金融商品やサービスはめったになく、それぞれの生活スタイルや考え方に合うものを選択する必要があります。金融リテラシーを身に着けることで、詐欺やお金のトラブルに巻き込まれにくくなり、人生の具体的な資金計画を立てることもできます」と話しました。続いて、生涯収支額「子どもの教育」「住宅」「老後」といった人生の三大費用、一カ月の学生生活における支出額のデータを紹介。「これまで数々の資産家の方と出会ってきましたが、その人たちは毎月の収支を把握しているという共通点がありました。家計を管理することで余剰金が明確になり、資産形成にもつなげられます。資産形成の第一歩として、ぜひキャッシュレス決済と紐づけできる携帯の家計簿アプリを活用してほしい」と呼びかけました。さらに、金融市場や外国為替の仕組み、雇用形態による処遇の違いなども解説。講義の終了後には、熱心に質問する参加者も見られました。全6回の講座を全て受講した学生には、修了証を発行する予定です。

なお、第2回以降の予定は以下のとおりです。

第2回 10月16日(月)

「自分の人生とお金を考える(ライフプランの作り方)」

第3回 11月6日(月)

「借金と上手に付き合う(クレカ、ローン、奨学金の上手な使い方)」

第4回 11月14日(火)

「将来のお金の準備(投資とNISA、年金とiDeCo)」

第5回 12月5日(火)

「保険ってどうすれば良い?(健康保険と生命保険、車や家の保険)」

第6回 翌年1月16日(火)

「詐欺や商品・サービス販売のトラブルを避ける、対処する」