TICCがワークショップ「For the Future」を開催しました

「Tokai International Communication Club」(TICC)が、11月14日に湘南校舎で日本の未来を考えるワークショップ「For the Future~グローバル化していく日本社会~」を開催しました。TICCは「多様な視点から多文化共生を意識する社会を創る」ことを目標に、留学生との 交流や外国籍の子どもたちたちへの日本語学習支援などの多彩な活動を展開しています。TICCの活動や多文化共生について多くの方に知ってもらうために、 第1回「1964年の東京五輪から2020年の東京五輪を考える」と題して、日本の未来をテーマに現代の日本の問題や多文化共生を考えるワークショップを 企画。当日は、メンバーによるプレゼンテーションとグループワークを行い、日本人学生のほか韓国などの留学生など約30名が参加しました。

最 初にワークショップの責任者である阿部駿さん(教養学部国際学科2年次生)が、「1964年の東京五輪から2020年の東京五輪を考える」と題してプレゼ ンテーションを実施。1964年の東京五輪で変化した事例を挙げながら、オリンピックが果たす役割やデメリットを提起しました。続いて実施されたグループ ワークでは、「私たちは日本を訪れる外国人のお客様にどのようなおもてなしができるのか?」について活発な意見交換を行いました。さらに、日本の現状につ いての問題点を考慮して、「外国人が住みやすい、過ごしやすい未来の日本の形とはどのようなものか?」についても討論。外国人に住んでもらうことに関して の疑問から多文化共生にいたるまで、積極的に議論を交わしました。

参加者らは「普段の生活で留学生と話をしても、今回のように深く意見交 換をすることがないので、とても興味深い催しでした。外国人から見た日本を知るよい機会となりました」「他学部の学生のさまざまな考え方を聞くことができ て刺激になりました。多文化共生や国際情勢など、もっと勉強しようと思います」などの感想が聞かれました。

TICCの広報を担当している 小澤菜月さん(工学部材料科学科2年次生)は、「今回は、TICCの活動と多文化共生に興味を持ってもらうために、私たちにとって身近な”オリンピック” をテーマにワークショップを行いました。多文化共生について継続して考えてもらうためにも、今後も定期的にワークショップを開催していく予定です。この活 動を継続することで、多文化共生に興味を持つ人の輪を広げていきたい」と抱負を述べています。

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