あにまるれすきゅープロジェクトが小学校を訪問しました

あにまるれすきゅープロジェクトが9月18日、南阿蘇西小学校の2年生34名を対象に、動物の命の大切さや人間の都合で殺処分されてしまう犬・猫達の現状を知ってもらうためのワークショップを行いました。

当 日のワークでは小学生にも分かりやすいように○×クイズを行い、「初めて会った散歩中の犬に触っても良いか」、「犬や猫にたまねぎを与えても良いか」など の問いに児童たちは楽しみながら参加していました。これらの答えとして「犬は初めて会った人に対して興奮してしまい、噛み付くおそれがあります」「たまね ぎは人間には食べ物でも、犬猫には毒になってしまいます」など、ペットにして良いことと悪いことを具体的に挙げて児童たちに伝えました。

現在熊本県の年間犬猫殺処分数は、犬約1800匹、猫約2300匹に上ります。
そこでメンバーは「仮に病気になってしまっても、飼い続けることができるかを踏まえて冷静に考える」「飼うと決めたら責任を持ってペットを一生世話する覚悟はあるか」などペットを飼う際の心得を伝えました。

次 に、紙芝居で2匹の飼い犬の話をしました。首輪や迷子札を付けていない犬は野良犬と勘違いされ、保健所に連れて行かれてしまう場合があります。飼い主の連 絡先が書かれた迷子札を付けていた犬は無事に飼い主と再会できたというものです。メンバーは小学生たちに、迷子札はペットのいわば「命のお守り」であるこ とを伝え、全員で実際にプラ板の迷子札を作りました。児童の中には「飼っているペットに早速つけたい」と意気込む姿もありました。
プロジェクトメ ンバーの大林希依子さん(農学部応用動物学科学科3年次生)は「今回小学生達に『殺処分』について伝えることに不安を抱いていました。しかし、私達の話を 真摯に受け止め、ペットを飼っている子もそうでない子も、命の大切さを感じてくれたと思いました」と語っています。

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