TKSPがサメ革クラフト教室を開催しました

ユ ニークプロジェクトの「Tokai Kesennuma Shark Project」(TKSP)が8月8日、静岡市清水区にある折戸生涯学習交流館で小学校低学年の児童を対象にした「サメ革クラフト教室」(共催:折戸生 涯学習交流館)を開催しました。TKSPは日本一の漁獲量を誇るヨシキリザメの革や、すり身の普及を通して”日本一のサメの町”と呼ばれる宮城県気仙沼市 の大震災からの復興支援を目的とした、湘南キャンパスと清水キャンパスの合同プロジェクトです。

当日は近隣の小学校に通う低学年の児童 25名が参加。工学部と海洋学部のプロジェクトメンバー10名のサポートを受けながら、なめされたサメ革を実際に触ったり、学生が作成したサメに関するク イズに挑戦したりしてサメへの理解を深めました。子どもたちは、サメ革の柔らかさや滑らかさに驚いたり、革にあるかぎ針やサメ同士の噛み傷などの説明を興 味深く聞き入っていました。その後、学生たちの指導のもとで四つ編みの編み方を覚え、思い思いの飾りつけをしてキーホルダーを完成させました。

な お、今回のクラフト教室では海洋学部の卒業生で「サメの街 気仙沼構想推進協議会」(気仙沼市)の村田進会長が社長を務める株式会社レプトシャーク(長野 県飯田市)の協力を得て、さまざまな色に染められた貴重なサメ革も展示したほか、キーホルダー作りにも使用しました。サメ革はサメ肌とは違い、表面は滑ら かで柔らかくて独特の模様があり、水にも強い良質な素材です。TKSPでは今後もサメ革やすり身の普及活動を続けていく予定です。なお、9月にはメンバー 有志が気仙沼市を訪れてサメの水揚げや加工を見学、その後に長野のサメ革工場を見学し、11月の建学祭で報告する予定にしています。

クラ フトチームリーダーの漆原雅枝さん(海洋学部水産学科生物生産学専攻3年次生)は、「初めてのイベントで準備不足もあって心配しましたが、メンバーや交流 館の方々に助けられ、なんとか気仙沼の状況を伝えることができました。完成したキーホルダーをうれしそうに眺める子どもたちの笑顔を見て、これからも頑張 ろうと思いました」と語っています。

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