3.11生活復興支援プロジェクトが「ひらつな祭」に東北物産店を出展しました

3.11 生活復興支援プロジェクトは、3月19日に平塚市大門通り・平塚八幡宮で開催された、「ひらつな祭Vol.3」で東北物産展を実施しました。このイベント は、ひらつな祭実行委員会・災害から未来(あす)を守る会が主催したもので、3回目となる今回は「東北支援と地元防災力強化のために、「ひら」つかで「つ な」がろう!」をスローガンとして開催されたものです。

このイベントは被災地で頑張る子どもたちへの支援と、災害に手をつなぎ立ち向かえ る地域づくりを目指し、地域市民の手による「まつり」(市民が楽しめる催し)を企画・開催し、人々のつながりを広げて行こうと考えて開催されたもの。同プ ロジェクトは継続的な活動により東北を伝えることを目的として物産展を出展しました。

これまでと同様に、岩手県大船渡市の塩蔵わかめ、刻 み干しめかぶ、糸茎わかめなどを販売。今回は新たにサバの味噌煮、ラズベリージャム、めかぶそばが商品のラインナップに加わりました。さらに、商品を購入 していただいた方々には、プロジェクトの活動地域である岩手県大船渡市の魅力を伝えるフリーペーパーを配布しました。防災ブースでは、新聞紙スリッパの製 作やペットボトルランタンの展示を行ったほか、これまでの現地調査で聞いた体験録や防災グッズを紹介するチラシを配布しました。

防災ブー スに来場され、新聞紙スリッパの製作を体験していた方々からは「ペットボトルランタンや新聞紙スリッパを自宅でも作ってみたい」といった声をいただき、防 災への興味を持っていただくことができました。また、東海大学卒業生の方からは「もっと広報面を強化した方が良い」とのアドバイスをいただき、体制を改善 していく必要があるという気づきを得ました。

物産展のブースを担当した山根千明さん(教養学部人間環境学科3年次生)は、「今回、物産展 ブースと防災ブースを隣り合わせで設置したため、双方の企画に興味を持ってもらうことができました。目標としていた来場者数を上回ることができ、これまで で一番の売り上げを達成することができました。これまでの経験を元に、今後は商品のラインナップや値段などを来年度に向けて検討していきたいと思います。 また、商品を売り切ることよりも、東北の現状を知っていただくことが大切であり、企画本来の目的を見失わないようにしていきたいです」と語りました。ま た、防災ブース担当の熊谷侑樹さん(政治経済学部政治学科1年次生)は「新聞紙スリッパの製作やペットボトルランタンの展示で、防災意識を高めてもらうこ とができましたが、震災の教訓を伝えることに関しては、被災地の話があまりできず、不十分でした。これはブースの構造も関係があるので、今後ブースの配置 方法を工夫していこうと思います」と話しました。なお今回の売り上げ21,650円は、商品を仕入れた三陸ふるさと振興株式会社 道の駅さんりくと地域住民の方に送ります。