熊本キャンパスで活動する3プロジェクトがMCR熊本大会の運営をサポートしました

先 端技術コミュニティACOT、メカトロマイスター、熊本地域プロデュースプロジェクトが3月8日、熊本キャンパスが主催する「東海大学 CHALLENGE CUP 2014 第2回マイコンカーラリー(MCR)熊本大会」の運営をサポートしました。MCRはコース上のラインを感知し、それに沿って自動で走る四輪マシンのタイム を争う競技。この大会は、熊本県内のMCRのレベル向上を図るとともに、競技者の力量を試す機会を提供しようと同キャンパスで開催しているものです。3つ のプロジェクトに所属するメンバーは、コースの設置や参加者の受付をするとともに、司会や審判の業務を担当。ACOTの代表メンバー2名はチーム 「ACOT BIG STAR」として大会に参戦しました。

当日は、高校1、2年生を対象とした「高校生新人の部」に52名、高校3年生 以上を対象とした「一般の部」に24名が出場し、会場には各高校の生徒や教職員ら約150名が集まりました。大会に先立ち、中嶋卓雄学長補佐(基盤工学部 長)が「昨年以上の多くの方に出場いただいて、うれしい限りです。日ごろの研究や練習の成果を存分に発揮してください」とあいさつしました。予選は走行回 数無制限でベストタイムを争い、「高校生新人の部」上位16名と「一般の部」上位8名が決勝戦に駒を進めました。なお、「ACOT BIG STAR」はコースアウトにより、予選敗退となりました。

決勝は1対1による勝ち残り式のトーナメントで実施。予選でトップ3に入る成績 を残したマシンがコースアウトするなど波乱含みで、コンマ1秒を競う熱戦となりました。「高校生新人の部」では54.56mのコースを13.58秒で駆け 抜けた熊本工業高校の大石諒さん(2年)が、「一般の部」では12.80秒の決勝戦最速タイムをマークした同高校の木村雅晴さん(3年)が優勝しました。

ま た予選と決勝の間の空き時間には、メカトロマイスターが昨年8月の「ソーラーカーレース鈴鹿」に出場したマシン「Nextage」を展示。キャンパス内を 走らせるデモンストレーションも行いました。集まった高校生は、「ソーラーパネルの下はどうなっているのですか?」「くもりでも走れますか?」と質問。メ カトロマイスターのコーディネーターを務める清田英夫教授(基盤工学部電気電子情報工学科)とメンバーが丁寧に回答していました。

大会 をサポートしたメンバーは、「MCRのルールを学び、マシンのレギュレーションに合格しているかどうかのチェックやコースアウトの判定、レースの合間には コースの清掃を行いました。熱心に競技に取り組む方々の力になれてよかった」と充実した表情で語りました。参加者は、「昨年に続いて出場しましたが、レベ ルがさらに上がっていて驚きました。ほどよい緊張感があり、楽しみながらレースに臨めました。また、ソーラーカーが走るところを見ることもでき、想像以上 のスピードと機動性に感動しました」と話していました。