Green ET ChallengeでACOTの2チームが優勝と準優勝を成し遂げました

熊 本キャンパスで活動する「先端技術コミュニティACOT」が1月26日、福岡SRPセンタービル(福岡県福岡市)で開催された「Green ET Challenge 2013」にチーム「ACOT」と「東海ど~かい!?」として出場。1、2年次生3名による「東海ど~かい!?」が優勝し、1年次生2名による 「ACOT」が準優勝を成し遂げました。この催しは、ロボットの省エネルギーなソフトウェアを新しく開発しようと毎年行われているものです。今回は、課題 を早くクリアすることでロボットの消費エネルギーを減らすことを目的に実施され、九州の企業・大学などから13チームが出場しました。

大 会では、4枚のプロペラで飛行するロボット「AR.Drone 2.0」をパソコンで制御し、3m×3mのフィールド内に設置されたマーカーをロボットに搭載されたカメラで認識。3つのマーカーを目印として規定の3カ 所のポイントに着陸・離陸し、2回飛行して合計タイムを争いました。なお競技中は、ロボットから受信したマーカーの映像をパソコンで立体的に加工してお り、そのビジュアルが審査員から評価を受けた場合は、画像の処理技術の高さや発想の豊かさに応じてタイムが引かれました。

合計タイム 32.7秒で見事優勝した「東海ど~かい!?」の島津貴大さん(産業工学部電子知能システム工学科2年次生)は、「今回からレギュレーションが大きく変わ り、飛行するロボットで初めて本番に臨んだので不安がありました。しかし、使うプログラミング言語は前回大会と共通していたので、これまでのノウハウが生 かせたと思います。離着陸点の距離を正確に出すため、単眼のカメラをデジタル処理で疑似的に複眼にしたことが勝利につながりました。 Green ET Challengeで初めての1、2フィニッシュができ、とてもうれしいです」と語りました。

また合計タイム51.4秒で準優勝した チーム「ACOT」の花岡舜さん(基盤工学部電気電子情報工学科1年次生)は、「飛行自体は満足のいくレベルにもっていけませんでしたが、ロボットからの 立体映像のビジュアルが高く評価されて、よい結果を残せました。戦闘機が好きなので、コックピットから見たような画像の処理を目指してプログラムを開発し ました。先輩方のチームワークや開発の技術を見習って、次回も好成績を残せるようにしたい」と話しました。