YOYOGI Leisure Frontierが宮城県女川町で「出張よょさんぽ」を実施しました

代々木キャンパスの観光学部生によるユニークプロジェクト「YOYOGI Leisure Frontier」(YLF)が9月7日、宮城県女川町などで「出張よょさんぽ」と題したイベントを開きました。YLFでは、本キャンパスと周辺地域との 連携を目指した活動を展開しており、地域の魅力を調べてSNSやフリーペーパーで発信する「よょさんぽ」活動に取り組んでいます。「出張よょさんぽ」は、 代々木での活動の成果を生かし、東日本大震災による避難生活が続く同町の集落「御前浜」の活性化に役立てるため、イベントを通じて人々が集う機会をつくろ うと企画したものです。

午前中は、同県の石巻市から御前浜までの約40キロのルートを自転車で駆ける「ツールド女川」を開催。YLFのメ ンバーと地元住民あわせて17名が参加し、全員が完走しました。正午からは同町にある旧女川第三小学校・分校の校庭で「御前浜お茶っこシンポジウム~復興 の10年先のイメージを語ろう~」を開き、女川町の須田善明町長や町議会議員の酒井孝正さん、女川中学校の生徒、地元住民ら約50人が、「復興に向けて絆 を大切にしよう」「助け合っていこう」と意見を述べ合いました。その後、女川中学校の教員らによる「エンドレス・コンサート」も開き、ギターの弾き語りを 披露しました。

メンバーは、「YLFでは今年4月にも支援活動でこの地を訪ました。その際、避難生活で住民同士のコミュニケーションが少 なくなってしまったと聞き今回のイベントにつながりました。催しを通じて地元の方々と話し合うことで、あらためて被災地の現状について詳しく知ることがで きましたが、一方で復興への道のりの険しさも実感することになりました。今後は御前浜を中心にさまざまな土地を巡って情報を収集し、次の取り組みにつなげ ていきたい」と意気込んでいます。