「子ども大学ひらつか 奏アカデミー東海大学」を開催しました 

湘南キャンパスで11月16、30日、12月14日の3日間、本学の教員と学生が地域の小学生に科学の面白さを教える「平成26年度 子ども大学ひらつか  奏(かなで)アカデミー東海大学」(主催:平塚市教育委員会、協力:東海大学)を開催しました。平塚市と本学の交流協定に基づく事業の一環として、子ど もたちの知的好奇心や感性を育てることを目的に3年前から開いている催しで、市内在住の小学4年生から6年生まで60名が参加しました。

第1回目は、「算数マジック教室~図形で遊ぼう」(講師:文学部・平野葉一教授)、第2回目は、「手作り理科実験ワールド2014」(講師:大学院理学研 究科物理学専攻2年次生・宮良政彦さん)をテーマに、それぞれ工作や実験を通して、算数や理科の不思議を知る実験教室を行いました。

最終日の第3回目はチャレンジセンターの岡田工教授が、「ふしぎなコップを作ってみよう~じょぼじょぼ大実験~」と題した実験教室を実施。子どもたちはサ イフォンの原理を学ぶ実験を見学した後に、その仕組みを利用し、水を入れすぎると中身が全部こぼれてしまう「教訓コップ」を作成しました。

3日間を通して学び、修了証を授与された子どもたちは、「いろいろな実験ができたのが面白かったです」「身近に使っていることでも、不思議なことがたくさ んあることに驚きました」「コップ作りが面白かったので、また参加したい」などと話していました。また、保護者からは「学生時代に学んだ理論が新しく書き 換えられていることを知り、衝撃を受けました。子どもと一緒に楽しく通わせていただきました」「大学の恵まれた設備の中で、科学の魅力に触れることができ たと思います」といった感想が聞かれました。

実験を手伝ったチャレンジセンター・サイエンスコミュニケーターの学生は、「小学生が水の流れる様子に目を輝かせながら楽しそうに工作をする姿を見て、と てもうれしく思いました」と話していました。岡田教授は、「子どもたちが興味を持って、積極的に参加していたのが印象的でした。身近に使われているサイ フォンの原理についても、理論が変わり正確には解明されていないのが実情です。これを機会に身近にある疑問や不思議なことに目を向けて、科学に興味を持っ てくれればと考えています。今後もこのような催しを続けていきたい」と抱負を語っています。

「子ども大学ひらつか 奏アカデミー東海大学」を開催しました

「子ども大学ひらつか 奏アカデミー東海大学」を開催しました