UAE、石油資源大学とのソーラーカー共同製作プロジェクトがスタート

アラブ首長国連邦(UAE)、アブダビ首長国の石油資源大学(PI)と東海大学によるソーラーカーの共同製作プロジェクトがスタートしています。このプロジェクトは、2015年1月にUAEで開催予定のソーラーカーの国際大会「ユナイテッド・ソーラー・チャレンジ」に出場するPIチームのマシンを共同で製作するもので、本学はこれまでの教育・研究活動で培ってきたソーラーカーの開発技術やレース運営のノウハウを提供します。

3月28日から4月4日には、PIの学生と教員8名が本学の湘南キャンパスを訪問しました。滞在期間中には、チャレンジセンターのライトパワープロジェクト・ソーラーカーチーム監督の木村英樹教授(工学部)による電気系統の設計と製造に関する講義のほか、副監督の福田紘大准教授(同)による空気力学、空力設計についての講義などを受講。ソーラーカーチームのメンバーが3D-CADを使ったマシンの設計方法やカーボン樹脂を使った部品の製造方法に関する実習を行い、マシンの形状や効果的なソーラーパネルの配置についても学生同士で議論しました。

PIの学生たちは「モチベーションの高い東海大学の学生たちから、最新のデータに基づいた知識を学ぶことができてとてもうれしく思います。このプロジェクトはまだ始まったばかりですが、できるかぎり早くスキルをアップさせてよい結果を出せるよう頑張っていきたいと思います」と話しています。本学の学生たちは「まだプロジェクトは始まったばかりで議論した時間は短いですが、同じ技術に関することでも発想や考え方のプロセスが違うなど学ぶことも多くあります。マシンを作り上げていく中で、ともにレベルアップしていけるのではないかと期待しています」と語っています。

UAE、石油資源大学とのソーラーカー共同製作プロジェクトがスタート