先端技術コミュニティACOTが小学6年生を対象にしたグリーンエネルギーの体験教室を実施しました

先端技術コミュニティACOTが2月12日に熊本市立西原小学校で、本学付属熊本星翔高等学校と協力したSPP (サイエンス・パートナーシップ・プログラム)によるグリーンエネルギーの体験教室を実施しました。

小学6年生160名を対象に、身近なエネルギーの紹介や、電気の歴史や発電方法の紹介を行いました。”街灯が設置された1882年は、1時間点灯するのに50円かかりこれを今の円に換算すると約100万円になる”など昔は電気を使うのにいくらかかったか、現在はどのように発電し、どのような用途に使われているのかを説明をしました。この話を聞いた児童達は興味深く耳を傾けました。また、現在発電所の9割を占める火力発電所で使用される化石資源は有限であることや、原子力発電の危険性などを伝えました。

講義の後、発電の実演講習や、透明の筒に銅線を巻いてその両端をLEDにつないだものを用意し、筒の中で磁石を出し入れさせ、電磁誘導によりLEDを光らせる『ふりふりLED』を児童達に体験してもらいました。

参加した児童達からは「家でも節電を心がけます」「家族にも今日学んだことを話したい」といった感想を頂きました。

プロジェクトメンバーの堀文哉さん(基盤工学部電気電子情報工学科2年次生)は「子ども達にエネルギーの大切さを伝えることができ良かったです。事前にメンバーもエネルギーのことについて深く学んで、普段のありがたみが身に染みました。子供たちの貪欲に物事を学ぶ姿勢を見習いたいと思います」と語りました。

※SPP・・・学校・教育委員会と大学等が連携・協働し、中高校生自ら課題を発見し、科学的な手法にしたがって進める、科学研究実践活動の継続的・自立的な取り組みを推進しているもの

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