環境キャラバン隊が「春季エコキャラバン」を実施しました

環境キャラバン隊が3月3日に本学付属小学校(静岡県静岡市)で「春季エコキャラバン」を実施しました。今回は、5年生の児童30名を対象に”身近なゴミが土に還るまでの分解年数を小学生たちに知ってもらう”ことを目的に環境教室を行いました。

まず、メンバーが『不法投棄の現状』や『分解年数』とはどのようなものかをみかんの皮やペットボトル、アルミ缶などを用意し説明しました。実際に児童達はどのゴミの分解が遅いのか予想を立てグループごとに考えをまとめました。その後、不法投棄に対する取り組みや分解されやすい物質で構成された生分解性プラスチックを紹介し、児童数人にこれからのゴミ問題についてどのように解決していくか発表してもらいました。プロジェクトによる環境劇に登場するオリジナルのヒーローである『エコウェーブ』も、学習のポイントとして「ポイ捨てされたゴミはすぐには消えて無くならないので、きちん分別をしましょう」と伝えました。

児童達からは、「ヒーローがかっこよかった」「悪役が怖かった」など環境劇への感想が得られ、「分解年数についてよく知れた」「ゴミ問題の深刻さがわかった」などたくさんの感想がありました。
また、教職員の方々から「児童達が真剣に考え、学んでくれてよかったです。また、私達も知らない事が多く、参考になりました」などの感想をいただきました。

プロジェクトメンバーの染谷侑さん(教養学部人間環境学科1年次生)は「環境教室を通して、小学生に新たな環境問題に対して学んでいただくことができました。また、身近なエコについて考えてもらう中で小学生たちの固定観念にとらわれない柔軟な意見や考えが交わされ、私達も刺激を受けました」と語りました。

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