環境キャラバン隊が「ECOクッキング」のイベントを実施しました

環境キャラバン隊が5月17日にユニコムプラザさがみはら(神奈川県相模原市)で、「現役女子大生が教えるECOクッキング~野菜を上手に使い切ろう~」を、初めて実施しました。このイベントは、まだ食べられる食品を廃棄する「食品ロス」について学び、「食」から環境問題を考えてもらうことを目的としています。第1回となる今回は、大学生を対象に環境活動コンテストを展開している全国大学生環境活動コンテスト(ecocon)実行委員会と共同で開催。食品ロスに関する勉強会やワークショップのほか、家庭で残りがちな食材を使った料理実習と試食会を行い、東京近郊の大学生ら約20名が参加しました。

はじめにプロジェクトメンバーの野﨑祐里香さん(教養学部人間環境学科自然環境課程3年次生)が、「食品ロス」について農林水産省の統計資料などを示しながら解説。製造、流通、消費の各過程で廃棄される食品の量や、世界の飢餓問題について紹介し、調理や保存方法を工夫することで無駄なく食材を使い切る「ECOクッキング」の大切さについて説明しました。続いて、同実行委員会の学生が考えたレシピを基に、「ECOクッキング」にチャレンジ。ニンジン、キャベツなど、冷蔵庫に残りがちな食材を使い、電子レンジで簡単にできる「キッシュ」や「キャロットムース」を作って試食しました。最後に、同実行委員会のメンバーが自治体や企業で実施している食品ロスを減らす取り組みを紹介。これを受けて”自分たちにできる食品ロスを減らす方法”をテーマにグループディスカッションを行い、各代表者が成果を発表しました。

参加者は、「膨大な量の食品が廃棄されている現状を初めて認識しました。食材は計画的に買うことや、レストランでは食べられる分だけ注文するなど、日ごろから気をつけようと思います。今日学んだことを、家族や友人にも伝えたい」「残った食材でも、工夫次第で健康的でおいしい料理になることがわかりました。応用が利くレシピを教えてもらったので、さっそく自宅で作りたいと思います」などと感想を話していました。

野﨑さんは、「以前ecoconに出場したことが縁で、4月から企画を練って話し合いを重ね、同実行委員会との共同開催になりました。参加者が少しでも食品ロスを減らすことを意識するようになってくれれば嬉しい。今日をステップにさらに内容を充実させて、次回以降の開催につなげていきたいと思います」と語りました。

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