病院ボランティアプロジェクトが厚木市に絵本を贈呈しました

病院ボランティアプロジェクトが、5月22日に厚木市役所で、病院を利用する子ども達への不安を和らげるために制作した絵本を厚木市に贈呈しました。贈呈式にはプロジェクトリーダーの梶原大輔さん(工学部建築学科2年次生)と桑原奏子さん(教養学部人間環境学科社会環境課程4年次生)、鶴田満里乃さん(同)が出席し、『チクっはがんばりのしるし~ちゅうしゃがんばるぞ~』など、これまでに制作した4種類の絵本、約20冊を同市の宮台功副市長に手渡しました。

本プロジェクトでは、東海大学医学部付属病院での病棟ボランティアや病院内でのコンサートなどを実施するほか、2012年度から小児患者への読み聞かせや子ども達に治療の大切さを伝えることを目的とした絵本を制作し、湘南キャンパスや伊勢原キャンパス近隣の医療機関や幼稚園などに配布しています。これらの活動が認められ、2014年度に公益財団法人ソロプチミスト日本財団の「学生ボランティア賞」を受賞したことを機に、国際ソロプチミスト厚木の仲介により同市立病院への絵本の設置が実現しました。

絵本を受け取った宮台副市長からは、「素晴らしい絵本をお贈りいただき、ありがとうございます。子どもたちの治療への不安を軽減しようとする取り組みに敬意を表します」との言葉をいただきました。贈呈式に出席した同病院の杉田則夫病院事業局長は、「かわいいイラストでわかりやすい内容の絵本。ぜひ有効に活用させていただきます」とコメント。また、国際ソロプチミスト厚木の齋藤弘子会長は、「今後も学生たちのプロジェクトを支援しながら、自分たちの活動も充実させていきたい」と語っていました。

梶原さんは、「絵本を読んだ子ども達が、治療に対する不安を少しでも和らげてくれれば嬉しいです。プロジェクトが発足して今年で10年目。これからも患者さんとのふれあいを大切にしながら、絵本の制作や病棟でのボランティアを継続していきたい」と語りました。

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