サイエンスコミュニケーターが「かながわ発 中高生のためのサイエンスフェア」に出展しました

サイエンスコミュニケーターが「かながわ発 中高生のためのサイエンスフェア」に出展しました

サイエンスコミュニケーターが7月11日に新都市ホール(神奈川県横浜市)で開催された「かながわ発 中高生のためのサイエンスフェア」に出展しました。神奈川県科学技術・大学連携課主催の本イベントは、中高生をはじめとする多くの方々に科学の不思議や魅力を伝えることを目的に開催され、本プロジェクトは”理科離れを防ぎ、科学の面白さで人と人をつなぐこと”をテーマに2013年より毎年ブースを出展しています。

当日は会場に2,432名が来場。プロジェクトのブースには、中高生や親子連れなど459名が訪れました。『光の不思議を見てみよう』と題し、回折格子(※1)を利用した虹の観察や、発光ダイオードを用いて光通信の原理を説明するなど、光に関する展示を行いました。特に、縦か横の光の波しか通さない偏光板(※2)の性質を利用した実験ブースは大きな賑わいを見せ、参加した子ども達は、実際には存在しない壁(ブラックウォール)が現れる不思議な現象に興味を持っていました。

ブースの参加者からは「偏光板の存在を初めて知った」「プロジェクターの仕組みは虚像を利用していることに驚いた」「大学について質問ができて良かった」「夏休みの自由研究にしたい!」などの声や、保護者の方々からは「このイベントを通して貴重な体験をすることができ、子ども達と一緒に楽しむことが出来た」といった感想をいただきました。

プロジェクトメンバーの藤田大洋さん(情報理工学部コンピュータ応用工学科2年次生)は「ブースには多くのお客さんにご来場いただき、実験を楽しんでもらえました。機材が故障するトラブルへの想定・対策が出来なかった課題が残ったので、次回は準備不足にならないようにしっかりと対策を講じ、より良い科学教室にしていきたいと思います」と語りました。

※1 回折格子

格子状のパターンによる回折を利用して干渉縞を作るために使用される光学素子の総称

※2 偏光板

特定の方向にのみ光を通す板状のもの。ディスプレイやサングラスなどに使用されている

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