3.11生活復興支援プロジェクトが「きまつり~森と木に包まれる夏~」に3年連続で出展しました

3.11生活復興支援プロジェクトが8月8日に小田原いこいの森(神奈川県小田原市)にて「きまつり~森と木に包まれる夏~」に出展しました。本イベントは、森林・林業・木材産業に積極的に取り組んでいる小田原市において、さまざまな形で木と関わる機会を提供しようと「きまつり実行委員会」が主催しているものです。本プロジェクトは、東日本大震災の被災地復興支援のために、イベント発足の2013年度より毎年出展。今年度で3回目となりました。

本プロジェクトの活動を基に被災地の現在を発信する『復興ステーション』ブースを出展しました。来場者からは、被災地を心配する声や「復興の手伝いをしたいが、どうしたらよいか分からない」といった意見をいただきました。そこでメンバーは、柱に応援メッセージが記載でき、被災地の方に思いを届ける『テンセグリティータワー』を紹介。言葉を贈ることだけでも被災地の励みになると説明し、来場者は被災地への思いをタワーにしたためていました。

『東北物産展』では、道の駅上品(じょうぼん)の郷から仕入れた東北の特産品を販売。メンバーは被災地の商品を購入することや、直接足を運び、観光をすることも復興に繋がると来場者に伝えました。物産展では全商品を完売し、売り上げ10,080円を被災地の製造元に送ることが出来ました。

今回設置したタワーやブースは、全て学生の手でデザイン・製作。スノコ状の木材を組み合わせた

アーチ型のブースや、張力と圧縮力の絶妙なバランスにより少ない材料でも自立するタワーを見て「これはどうやって作っているの?」と興味を持つ子どももいました。

プロジェクトリーダーの高橋直也さん(政治学部政治経済学科2年次生)は「本イベントを通して、被災地の現状を発信することが出来ました。月日が経つにつれ、被災地への思いが風化してしまうのではないかと不安になる一方で、来場された皆さんが熱心に被災地の現状について耳を傾けていただけたことが嬉しかったです。これからも復興のために尽力していきたいです」と語りました

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